■数日前の雨予報、前日のドシャブリ、そして今朝の明るく強い陽射しが注ぐ空・・・・・・・
梅雨時の天気予報って難しいのでしょうネ それでも昼頃からは曇り空になったし、夕方にはぽつりぽつりと雨が降ってきて、天気予報通りになりました。良かったことは、午後はもっと蒸し暑くなると思っていたのに、気温が上がらなかったことでしょうか・・・・・ この曇り空のもと、無事、帆船日本丸の総帆展帆が行われました。
■この頃、わたしがいつもいる「フォアマスト」のカモメ(ボランティアの俗称)は、慢性的な人手不足です。
午前は15名、帰った人がいて、後から参加する人がいる午後は13名でした。午後はさすがに人手不足なので、メインマストから3名、ミズンマストから2名、助っ人カモメが手配されてきました。助っ人カモメさん、ありがとうございます。この日、マストオフィサーさんが「富山より少ない・・・・・・・」って、おっしゃっていました。
■「富山」っていうのは、富山県射水市海王町の富山伏木港に、初代海王丸が係留されています。
ここでも総帆展帆を行っています。「富山」っていうのは、ここの海王丸をさしています。地元周辺の人口数のせいか交通の便のせいか、昔からボランティア不足が語られています。少ない人数で一生懸命、りっぱな行事を行っていますが、何せ人数が欲しいのです。
■現在の横浜の帆船日本丸、フォアマストのポジションでは、ここより少ない人数になった・・・・ということです。
正常な総帆展帆活動に支障を来たす・・・ってことになるんですかネ?(そんなことない!) 危機的状況なのですかネ~(そんなことない!) 「でも、参加している人は常連さんで、いい人たちばかり・・・・・」ってなことも言っていたような気がします。
■そんな訳で、アッパートップを上げる時、ブレースを調整する人も、最近では慢性的に左右で各1人づつなんです。
最近はメインマストの甲板員さんが、時折、手伝ってくれます(このビレイピンは、メインマスト近くにあります)。アッパートップを上げる時は、ウエルデッキという狭い構造(多くの人がロープに貼り付けない)と、人数不足でなかなか上がらず、カモメは息絶え絶えになって引き上げています。そのためアテンドを担当しています私は、できるだけ負担にならないように、ブレースを大きくリリースし、上がる切る直前にロープを大きく引き戻していました。風のない横浜の地だからこそ、できる技(?)なのです。
■以前よりメインのマストオフィサーから「ブレースを出しすぎ・・・・」と言われていました。
今日はブレースの近くにず~っといて、アドバイスしてくださいました。「少し緩め、途中の滑車を見ていて、張ってきて、隣のライン(ロアートップのブレース)より上がったら少し緩める。これを繰り返す・・・・・」と言うものです。「これはキツそうだな~」って感じていました。 が、ず~うっとそばにいたため、ロープを緩められませんでした。
■上げ終わってフォアマスト周りに戻ると、思ったとおり、いつも以上に息絶え絶え状態でした。
フォアの皆さん、ゴメンなさい! 本日の皆さん「疲れ」は私のせいです・・・・・・ 更なるフォアー参加者減少にならない事を、祈っています。(でも、最後のロアーヤード・ブレース調整でのアテンドは、私ではありませんからネ・・・・・)
■今日はチョンボもしました。
※ マストに上がって安全ベルトを忘れ、キャプテンに注意されたのは、私です。
※ ゲルンの畳帆作業が終わって、ロアーヤード作業に行ったのですが、安全ベルトのベルトをガスケットで巻き込みました。
※ 最後のブレース調整で、「ロアーヤード」オーダーを「ロイヤル」と間違え、解きかけました。
とても力を使って、きっと明日?(あさってかな・・・年寄りだから)は筋肉痛が出ると思うけど、目一杯動いた面白い一日でした。今日も帆船日本丸・総帆展帆は、面白かった!!