2022年の終わりの日に、スタンディングオベーションが見れるなんて・・・・・
31日(土)大晦日の午後、横浜みなとみらい大ホールにいました
「石田組」という弦楽アンサンブルの「年末感謝祭」を聴きに行ったんです
「石田組」を知ったのは、NHK・Eテレ「ららら♪クラシック」の特集番組で、
演奏が上手な人たちが集められた、面白そうな弦楽五重奏小団体でした
が、なかなか聞きに行く機会がありませんでした
その後、やはりNHK・Eテレ「クラシックTV」で日本の3人の「コンサートマスター特集」があり
その一人に、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席ソロ・コンサートマスタ「石田泰尚」が、出演していたんです
まぁ、何というのでしょうか・・・
一見、強面(こわもて)のヤンキーとでもいうのでしょうか
頭の上の髪は、ツンツンと立っているし、側面は短くて、模様線が描かれています
黒いズボンは腰パンだし、背に「石田組」と大きく書かれた裾の長い特攻服みたいものを着ているし・・・
演奏している写真は、大股広げているし・・・
神奈川フィルハーモニー管弦楽団写真でも、コンサートマスター位置で、大股開きですネ。演奏中でも、両足投げ出している事もあるようです
しかし、弦楽アンサンブル「石田組」の看板は「硬派弦楽アンサンブル」・・・・至ってまじめなようです
構成は、ファーストヴァイオリン4人、セカンドヴァイオリン4名、ヴィオラ4名、チェロ4名、コントラバス2名
メンバーは、オーケストラ第一線で、活躍している演奏家ばかりです
3時開演で、パンフレットでは2時間公演
会場に行ってから知ったんですが、休憩2回を入れた3部構成でした
スタートの曲は、エバンコール「鎌倉殿の13人」・・・
石田泰尚は、簡単な鎧兜をつけての登場
オープニング早々、観衆の心を掴んでしまいました
その後、チャイコフスキーの曲(4つの楽章)30分近く続き・・・1部終了
2部の曲は・・・・横浜にサービスしたのでしょうか?
「よこはま・たそがれ」「ブルーライトヨコハマ」、「川の流れのように」(美空ひばりは横浜の人)
その後、金の卵ヴァイオリニスト(幼稚園年長~小学生7名)を加え、
「美女と野獣」、QUEENの「I was born to love you」とアンコール1曲
歌謡曲やポップスなんですけど、演奏は完全にクラシック「室内弦楽五重奏」なんですから・・・
そして3部は特別企画で・・・事前にリクエストを取り、リクエスト5位~1位を演奏してくれたんです
お客さんが聴きたい曲・知っている曲を演奏してくれるって、いいですよネ
私の知っていたのは、2位「リベルタンゴ」だけでしたけど・・・
観客は、この頃になると、拍手は頭上の熱い拍手でした
そして、アンコールハ2曲で、お客さんは大喜びでしたネ
最後は、スタンディングオベーションが起きて、いつまでも拍手が止みませんでした
こんなの見たの、初めてでした
パンフレットでは、2時間公演(17時終演)だったんですが、
17時半頃に3部終了、アンコールを待たず、急いで帰るお母さんたちが少なからずいたんです
アンコールが終わったのは17時45分頃
ホールを走って出ていく女性たちが、ちょっとかわいそうでした
何せ、今夜は「大晦日」で、家族全員が家で待ってまうすもんネ
今回の席は、1階席左ブロック最後部の一つ前、通路沿いだったんで、ステージは良く見えたけど、ちょっと遠い。もうちょっと音量が欲しかった
所どころ空席はありましたが、2階席・3階席・ステージ後席など全ての席が売れていたようです
石田泰尚が衣装替えしている時間に、ヴィオラの人がMCをしたんですが、観客に聞いていたんです
リピータとか、自分で演奏する人とか、かなりいるんですネ
でも・・・・何となく判るような気がします
演奏がうまい事はもちろんですが、
クラシックに欠けがちな「お客さんに喜んでもらいたい」感を、すごく感じたんです
2022年最後の日に、いい演奏が聴けました
とてもいい2022年の終わり方をしました
おそらく、近くでまた「石田組」コンサートがあれば、私はチケット購入するでしょう・・・