鳥海山登山の翌日は、まっすぐ帰るのももったいない、と鶴岡市へ移動、続百名城の「鶴が岡城」へ。この城跡には、石垣とお濠が残っていて、本丸址には、藩主を祭った荘内神社が建っている。
このお城のある庄内藩は、戊辰戦争で、賊軍になったが、官軍は歯が立たず、庄内藩には入れなかった。東北の他の藩が皆負けたため、庄内藩も降伏したが、藩主などはそのまま残ったそうだ。なんでも金があったため、最新式の武器や動員力があり、強かった。これ、これ知らなかった、戊辰戦争では、賊軍は全滅したと思っていた。
そして、そばには、藤沢周平記念館がある。藤沢周平と言えば、時代もの、特に蝉しぐれは、その物語の概要が展示されている。私は藤澤周平は一冊も読んだことがない。映画もテレビも見ていないため、記念館で「蝉しぐれ」の文庫本上下巻を購入する。これを機会にじっくり読んでみよう。
また、藩校の致道館を見学、なんと無料だ。学風は、儒学者、荻生徂徠の徂徠学を中心としていたそうだ。なかなか立派な建物である。
鶴ケ岡城、行くまではあんまり期待もしていなかったが、なかなかの場所だった。行ってみないと分からないもんだ。