「大菩薩峠が大勢の人に親しまれるようになったのは、その名前の文学的魅力だけではない。初心者にとってまことに恰好な山だからである。東京から日帰りができるし、色々変化のある安全なコースが開かれているし、展望は素晴らしく雄大だし、それに二千米の高さの空気を吸うことができる。」~日本百名山70大菩薩岳より
この文章は、深田久弥氏が大昔執筆した文章だ。氏は関東大震災の前にこの山に登っている。金曜日寒い朝、この山に登ってきた。快晴で今シーズン一番の展望だったが、深田久弥氏の文章が今も生きてる。まったく同じだ。
11時ちょっと前、上日川峠バス停を出発、福ちゃん荘、カラマツ尾根、これが結構厳しい岩の登り、雷岩で昼食。富士山と南アルプスの展望を楽しみながら大菩薩の稜線歩き、そして大菩薩峠・介山荘。介山荘でタオルやクリアケース、登山バッジなどを購入、山小屋にお金、落として行かないとね、
下山道は車の入るような道、連れ合いと話しながら歩く。福ちゃん荘から長兵衛ロッジに到着、甘酒&コーヒーを戴く。到着が15時少し前。4時間弱、実質の登山時間は3時間ちょっとかな。消費カロリーは1,500kcalほど。これは筑波山と同じ程度だ。
大菩薩はもう4回目の登山になる。初め2回はツアー登山。その後は個人登山だ。短時間で登れ、富士山の展望もいいことから、百名山のうちでも私のお気に入りの山だ。これからもこの自然、このままであってほしいものだ。