資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

里山資本主義とマネー資本主義

2014年04月20日 | ビジネス・経済
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店

 デフレの正体の藻谷浩介氏の著書である。藻谷氏の講演は、サラリーマン時代に一度、新丸ビルの慶応ビジネススクールで一度聞いたことがある。震災直後で、忙しそうであった。

 この書籍は、随分前から気になっていたんだが、とうとう買ったというところ。前半は中国山地のエコな生活ぶりの様子、「エコストーブ」や木くずを燃やし発電する「ペレットボイラー」、コンクリート並みの強度を誇る「木材のCLT」など。林業中心のこれらはどんどん進めるべきであろう。

 本書は、そのような里山資本主義と、現在のグローバルなマネー資本主義を対比して、これからは里山資本主義だという。どうもへんだ。里山のGDPと日本経済のGDPは、何桁も違う。そもそも対立概念には、なりえない数字だろう。売れる書籍にするために、編集者が無理やり作った概念のように見えるのは私だけだろうか。

 とにかく気になっていた書籍を一冊読み終えた。 林業再発見にはなったが、それ以上の「里山資本主義は」は、ちょっと大げさだな。

コメント
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