資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

会計士貧乏物語

2014年04月08日 | その他ビジネス系資格とその活用
資格を取ると貧乏になります (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社



 先日の弁護士残酷物語に続いて、公認会計士の残酷物語。この書籍によると公認会計士も弁護士同様の状態になっている。

 公認会計士は、短答試験と論文試験に合格すると、その後監査会社に就職し、2年間実務を行い、修了すると初めて公認会計士となる。しかし、この就職ができないそうだ。その失業率は何と5割。つまりは試験に合格しても半分の人が就職できず、実務経験ができず、失業状態となる。これを「待機合格者」というそうだ。

 なぜかというと、10年前に比べて、公認会計士も2倍になっているからだ。弁護士と同じだ。以前は、監査の仕事が多く、監査会社も大勢の人を雇用していたため、政府も強気に合格率を増やしていったのだそうだ。現在の合格率は7~8%、数年前は10数%もあった。

 監査会社は、現在は、十分な人材を抱えているため、新規採用をほとんどせず、このため、待機合格者がどんどん増えている。これも政府の政策の失敗だね。

 また会計の仕事は、IFARSなど国際化が進んでいて、TPPで外国人会計士が参入しやすい分野だ。これからもっと競争が激しくなる。

 この公認会計士という仕事、弁護士と違って、監査会社に就職しないと使えないから、弁護士より悲惨だ。この資格もお勧めしないね・・
コメント
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