これ、これ(下の画像)。これが今回作ったカレーうどん。湯気の立ちあがり具合も鮮やかな画像。
前日お昼に食べたカレー・ライスの残りのルーを使いカレーうどんを作る、ということを生まれて初めてやったら、わずかの試行錯誤ですこぶる美味しいものが食べられたのである。こういうのはずいぶんと得した気分になる。以下はその顛末。
【注】前もって申し上げておくが、まったくたいした話ではない。
七里ガ浜は快晴。住宅街のシンボル・ツリーが朝から風にそよいでいた。さあ、お昼に何を食べるか。朝ごはんを食べたらお昼ごはんのこと、お昼ごはんを食べたら夕ごはんのことを考える、犬のような生活。幸せだ。
中途半端に残った前日のランチのカレー・ルー(ポーク)をどうするか。そのルーはスパイスをあれこれ混ぜ合わせて独自に作ったものではないのだ。スパイスからがんばって作る気が出ない時の我が家御用達の市販ルー、ハウス・ディナー・カレーを利用している。ハウス・ディナー・カレーの箱には「5人分」とあるが、我が家の食べ方だとせいぜい3人前である。これを使って夫婦でカレー・ライスを食べるとルーが1人前ほど余るのである。冷凍してもいいが、中途半端な量だ。やはり早目に、今日これを利用して食べてしまいたい。せっかく私なりにあれこれ考えて、補い入れて作ったのだから。
殴り合いも含めて2時間の真剣な討議を夫婦が重ねた結果、今日のお昼に作るものは残りのルーを利用するカレー・うどんに決定した。ランチ係はいつものとおり私。しかしこういうカレーうどん作りの経験が私にはない。
いつもの西友七里ガ浜店。これほどこの店が登場するブログもめずらしかろう。
ここで、西友オリジナル・ブランド「Great Value」の讃岐うどんを買う。乾麺である。これもこのブログに何度も登場している。スーパーの乾麺だなんて、と馬鹿にしてはいけない。スーパーで売っている大手製麺メーカーの袋入り生うどんよりよほど美味しいぞ。
さて、問題がある。具に何を入れるか。普通、カレーうどんの具と言えば、タマネギと薄切り肉であろう。しかし上に掲載した画像にあるカレー・ルーの中には小さく刻まれた玉ネギと小サイコロ状に切ったポークがそれぞれ大量に入っている。だからさらに玉ネギを入れる気にならない。しかし一方でポークもたくさん沈んでいるのだが、小さくブイヨンのキューブみたいになっているので、うどんの具としては不十分なので他に何か欲しい。
そこで登場したのが、油揚げ! 冷凍庫の奥に潜んでいた1枚を使う。
さらに問題がある。どれくらいの倍率でカレー・ルーを薄めるか。今回はこのにんべんのつゆの素を使うが、水だけではなく、「カレー・ルーと水の合計量に対して」つゆの素をどういう割合で希釈すれば良いのか。難問だ。
カレー・ルー:水:にんべん。この3つの液体の比率。1時間にわたり東京大学所有のスーパー・コンピューターを回し計算した結果、鍋に残るカレー・ルー目分量で250ccに対し、水を550cc、にんべんは100cc。ついでに酒を50cc。合計950ccほどのスープとすることにした。ちょっと余るかもしれない。
長ネギも小口切りにしておこう。
どんぶりはこれだ。左は妻の。右が私の。私のが異様に大きいのは、大量にカレーの効いた出しを飲もうと言う欲張りな魂胆による。
世界地理で習ったあの景徳鎮? 中島先生に鑑定をお願いしたい。でもとにかくウチの丼は中国製である。四半世紀前のロンドンの中華街で格安で購入され、その後日本に到着した丼だ。
さあ、基本的な用意は整った。奥の鍋でうどんが茹でられ、手前の鍋で出しが温められている。静かなキッチン。茹であがりを待つ。
出来た! これがまたなんとも美味しい。前日のカレー・ルーにはハウス・ディナー・カレーのルー以外にも様々なものが入っている。具は玉ネギ2個と豚肉240g。豆板醤たっぷり。ニンニク大ひとかけら、酒100ccくらい、パルメザン・チーズ、マーマレード。
私は市販カレー・ルーを使う時も、野菜をあれこれ入れたの(ジャガイモ、ニンジンがゴロゴロした状態)は苦手で、玉ネギだけを細かく使って溶かし込んでしまう。後は肉かエビだ。マーマレードとあるのはマンゴ・チャツネの代用である。そうして作ったルーのおよそ3分の1が余っていて、それが有効活用された。
カレーうどんとしては、うどんのだしにカレー粉を加えたような街のうどん屋さんのものとはずいぶん違うものになった。かなりコクがあって複雑な味だ。こってりしたカレー・ルーがあり、それにうどんのだしで少し柔らかみを加えたような感じと言おうか。しかし美味しいなぁ。すごく得をした気分である。
カレー・ルーの段階でチャツネの代用品として大量にぶち込んだマーマレードはMACKAYS。英国産としてはTiptreeなどより遥かに安い。MACKAYSはその名が示すとおり、英国産というよりもスコットランド産である。スコットランドでは当然オレンジの生産は見られず、オレンジはたいていスペイン産が用いられる。でもマーマレードというと、スコットランド製の商品が有名である。
本当を言うと私は同じMACKAYSのVINTAGEというマーマレードが一番好きだ。オレンジの苦みや甘みが強く効いていて色も濃いが、これも高くはない(本日ある通販サイトで340gのビンが470円だった。アヲハタなんかの方が単価は高いのではないか)。画像はちょっと違う商品・・・話が長くなった。
とにかく色々なものが混じってカレー・ルーが出来て、そこにさらにいろいろ加わってカレーうどんのだしが誕生した。グローバルに周り回って、うどんのだしの中にスペイン産オレンジやスコットランドの香りをほのかに感じる不思議。実際、時々感じた。オレンジの皮がだしの中にわずかに残っている。いろいろ入れば勝手においしくなるのだよ。
おれも欲しい・・・。油揚げでいいから。とーちゃん、せめてそのだしを舐めさせてくれ。
シースケさん(C介。本名茶々之介)、それはダメだ。カレーは犬には禁物。
MACKAYSのマーマレード「VINTAGE」はこのブログの以前の記事で紹介している。ご関心ある方はどうぞ:
http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/de9a42867fcbf7fbcad58d41ecd898bf
前日お昼に食べたカレー・ライスの残りのルーを使いカレーうどんを作る、ということを生まれて初めてやったら、わずかの試行錯誤ですこぶる美味しいものが食べられたのである。こういうのはずいぶんと得した気分になる。以下はその顛末。
【注】前もって申し上げておくが、まったくたいした話ではない。
七里ガ浜は快晴。住宅街のシンボル・ツリーが朝から風にそよいでいた。さあ、お昼に何を食べるか。朝ごはんを食べたらお昼ごはんのこと、お昼ごはんを食べたら夕ごはんのことを考える、犬のような生活。幸せだ。
中途半端に残った前日のランチのカレー・ルー(ポーク)をどうするか。そのルーはスパイスをあれこれ混ぜ合わせて独自に作ったものではないのだ。スパイスからがんばって作る気が出ない時の我が家御用達の市販ルー、ハウス・ディナー・カレーを利用している。ハウス・ディナー・カレーの箱には「5人分」とあるが、我が家の食べ方だとせいぜい3人前である。これを使って夫婦でカレー・ライスを食べるとルーが1人前ほど余るのである。冷凍してもいいが、中途半端な量だ。やはり早目に、今日これを利用して食べてしまいたい。せっかく私なりにあれこれ考えて、補い入れて作ったのだから。
殴り合いも含めて2時間の真剣な討議を夫婦が重ねた結果、今日のお昼に作るものは残りのルーを利用するカレー・うどんに決定した。ランチ係はいつものとおり私。しかしこういうカレーうどん作りの経験が私にはない。
いつもの西友七里ガ浜店。これほどこの店が登場するブログもめずらしかろう。
ここで、西友オリジナル・ブランド「Great Value」の讃岐うどんを買う。乾麺である。これもこのブログに何度も登場している。スーパーの乾麺だなんて、と馬鹿にしてはいけない。スーパーで売っている大手製麺メーカーの袋入り生うどんよりよほど美味しいぞ。
さて、問題がある。具に何を入れるか。普通、カレーうどんの具と言えば、タマネギと薄切り肉であろう。しかし上に掲載した画像にあるカレー・ルーの中には小さく刻まれた玉ネギと小サイコロ状に切ったポークがそれぞれ大量に入っている。だからさらに玉ネギを入れる気にならない。しかし一方でポークもたくさん沈んでいるのだが、小さくブイヨンのキューブみたいになっているので、うどんの具としては不十分なので他に何か欲しい。
そこで登場したのが、油揚げ! 冷凍庫の奥に潜んでいた1枚を使う。
さらに問題がある。どれくらいの倍率でカレー・ルーを薄めるか。今回はこのにんべんのつゆの素を使うが、水だけではなく、「カレー・ルーと水の合計量に対して」つゆの素をどういう割合で希釈すれば良いのか。難問だ。
カレー・ルー:水:にんべん。この3つの液体の比率。1時間にわたり東京大学所有のスーパー・コンピューターを回し計算した結果、鍋に残るカレー・ルー目分量で250ccに対し、水を550cc、にんべんは100cc。ついでに酒を50cc。合計950ccほどのスープとすることにした。ちょっと余るかもしれない。
長ネギも小口切りにしておこう。
どんぶりはこれだ。左は妻の。右が私の。私のが異様に大きいのは、大量にカレーの効いた出しを飲もうと言う欲張りな魂胆による。
世界地理で習ったあの景徳鎮? 中島先生に鑑定をお願いしたい。でもとにかくウチの丼は中国製である。四半世紀前のロンドンの中華街で格安で購入され、その後日本に到着した丼だ。
さあ、基本的な用意は整った。奥の鍋でうどんが茹でられ、手前の鍋で出しが温められている。静かなキッチン。茹であがりを待つ。
出来た! これがまたなんとも美味しい。前日のカレー・ルーにはハウス・ディナー・カレーのルー以外にも様々なものが入っている。具は玉ネギ2個と豚肉240g。豆板醤たっぷり。ニンニク大ひとかけら、酒100ccくらい、パルメザン・チーズ、マーマレード。
私は市販カレー・ルーを使う時も、野菜をあれこれ入れたの(ジャガイモ、ニンジンがゴロゴロした状態)は苦手で、玉ネギだけを細かく使って溶かし込んでしまう。後は肉かエビだ。マーマレードとあるのはマンゴ・チャツネの代用である。そうして作ったルーのおよそ3分の1が余っていて、それが有効活用された。
カレーうどんとしては、うどんのだしにカレー粉を加えたような街のうどん屋さんのものとはずいぶん違うものになった。かなりコクがあって複雑な味だ。こってりしたカレー・ルーがあり、それにうどんのだしで少し柔らかみを加えたような感じと言おうか。しかし美味しいなぁ。すごく得をした気分である。
カレー・ルーの段階でチャツネの代用品として大量にぶち込んだマーマレードはMACKAYS。英国産としてはTiptreeなどより遥かに安い。MACKAYSはその名が示すとおり、英国産というよりもスコットランド産である。スコットランドでは当然オレンジの生産は見られず、オレンジはたいていスペイン産が用いられる。でもマーマレードというと、スコットランド製の商品が有名である。
本当を言うと私は同じMACKAYSのVINTAGEというマーマレードが一番好きだ。オレンジの苦みや甘みが強く効いていて色も濃いが、これも高くはない(本日ある通販サイトで340gのビンが470円だった。アヲハタなんかの方が単価は高いのではないか)。画像はちょっと違う商品・・・話が長くなった。
とにかく色々なものが混じってカレー・ルーが出来て、そこにさらにいろいろ加わってカレーうどんのだしが誕生した。グローバルに周り回って、うどんのだしの中にスペイン産オレンジやスコットランドの香りをほのかに感じる不思議。実際、時々感じた。オレンジの皮がだしの中にわずかに残っている。いろいろ入れば勝手においしくなるのだよ。
おれも欲しい・・・。油揚げでいいから。とーちゃん、せめてそのだしを舐めさせてくれ。
シースケさん(C介。本名茶々之介)、それはダメだ。カレーは犬には禁物。
MACKAYSのマーマレード「VINTAGE」はこのブログの以前の記事で紹介している。ご関心ある方はどうぞ:
http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/de9a42867fcbf7fbcad58d41ecd898bf
これはウチでもよくやります。
出汁との割合は…適当、です。
私は出汁で割らない「まんまカレールー」を
茹でた
うどんにぶっかけて食すのもアリ。
父ちゃんはキライみたいなんですが(^^;
まんまぶっかけですね。それもいいなあ。
強烈ですよね、きっと。
父ちゃん、好き嫌い多い?
まんまカレールーに香菜を刻んでかける!とか。
讃岐うどんはうちも定番ですが、ほうとうでもやってみたくなりました。
景徳鎮とあるホタル焼きの器、同じやつを使ってます。
やはり四半世紀ほど前に香港で買って来たもので、お揃いのれんげと一緒にお粥を食べる時などに活躍してます。
oikuriさんのブログに「yannさんのブログを
見てたらおちゃさんのことが出て驚いた」
とあり、「ハルピンラーメンでしょ?」と
私がコメントし、そしたらその返事を
oikuriさんが下さったので、それを読んで
いたところです。
ほぉ~~、毛糸朽陳(なんじゃこりゃ?)
つながりでしたか。
カレーほうとうも良さそうですね。
ほうとう、興味あります。
ちょっと甲州へ攻め入るかな。
カレーうどんも、もとのルーがこれだけいろんなものが
入っていると、美味しいと思います。
私はカレーうどんが食べたいときは、レトルトカレーを出しで割ります。
具はやはりうすあげとねぎ。
ただしねぎは青ねぎを長く切ります。
あとは片栗粉でとろみをつけます。
ああ、カレーうどんも食べたくなりました。
広島風お好み焼きに、カレーうどんと
休みの日のメニューが増えていきます。
私はおちゃさんとは小学校以来のマブダチ~♪
さて、明日はお昼のあずさで単身諏訪へ帰ります。
あ、妹も一緒ですが。
実は母が入院してしまったものですから。
ではでは、行ってまいりまーす。
カレーうどんは和風出しを入れると美味しいですね。
でもその器にです。
うちものっぱらひろしさんと同じで青ネギを使っています。
乾麺も美味しいけど、冷凍うどんも美味しいですよ~。
そうですか。
皆さん、結構カレーうどん家で作るのですね。
私はまったく初めてで、どれくらいの
分量で出しをつくり、さらにルーを薄めれば
いいのかわらず、苦労しました。
またやってみて下さい。
お好み焼きにカレーうどん。
楽しみでしょう。休みが来るのが。
これは、ただ景徳鎮とあるだけで、ひとつ
500円くらいのモノだったと思いますよ。
でも古いから600円?
冷凍うどん、七里ガ浜ではいいのが手に
入りません。
加ト吉のが結構好きなんですけど、売ってない。あーー。
おーー、お会いする前からマブダチ♪
マブダチって簡単ですねっ!
あら、お母さまが。
日赤でしたっけ?
家のことやら、実家のこと。
大変でしょうが、お気をつけて。
あずさですね。
狩人の真似して歌って、お見送りします。
今8時ちょうどって「スーパーあずさ5号」でしたっけ?
文字数が多過ぎるな。リズムに乗れません。