「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

7軒の家(6)相模湖町

2007-11-10 10:55:32 | 家の遍歴

信州麻績村のログ・ハウスに通うのは楽しかった。何せ遠いので時間もかかり、移動する時間帯によってはものすごい渋滞に巻き込まれたので、行き来はかなり体力を使った。生まれて初めて買った四輪駆動の車、パジェロのショートワゴン。もともとはアウトドア派の象徴のような車だった。しかし90年代に入ってディーゼル・エンジンは粉塵を撒き散らす環境破壊の象徴みたいになり、肩身の狭い状況に置かれた。しかしさらに時間が経つと、ディーゼル・エンジンは燃焼効率が良く二酸化炭素をあまり出さないエンジンとして環境に良い車と看做され、欧州を中心に復活の兆しがある。世の中わからないものだ。

私はさらに「田舎志向」強めた。自宅は当時逗子市小坪にあったが、そんな環境では物足りなくなった。別荘だけでなく、自宅ももっと空気の良いところに持ちたくなった。また年老いた私の両親は健在だったが、もし両親のどちらかが健康を激しく害するようなことがあれば、一人っ子である私は両親を引き取る必要があると、考え始めるようになった。逗子市小坪の家は両親を引き取るにはあまりに狭かった。1993年のことだ。地価は大きく下がり始めていたが、それでも当時の私にとってはかなり高いもので、逗子市内に私が買える十分大きな土地や家はなかった。

だったら別荘を売れば良さそうなものだが、それはしたくなかった。それで、長野県東筑摩郡麻績村にあるログ・ハウスに通うのに便利で、地価も安く、東京にある会社に雇われる私も「なんとか通勤できる範囲と」言えた(判断は人による。多くの人は同意してくれない)神奈川県津久井郡相模湖町(当時。現在は相模原市)に引っ越すことに決めた。相模湖町には、麻績村に行くのに必要な中央高速道の相模湖ICがあるのだ。

私が買うことを決めた土地は相模湖町寸沢嵐(スワラシ)という所にあった。「スワラシ」とはすごい名前だと思う。上の画像に移る橋が道志川を横切る道志橋。道志川は山梨県から流れてきて相模湖に注ぎ込む川で、その川を隔てて手前が神奈川県津久井郡津久井町で向こうが津久井郡相模湖町だった(当時。今はどちらも神奈川県相模原市)。土地は画像にある橋から歩いて6~7分のところにあり、逗子の家、麻績村の別荘に続き3軒目の家を建てるべく、私はそこの土地を買うことに決めたのだった。
コメント (6)
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