ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

大和民俗公園の民家群(5)

2010-03-25 09:33:27 | 矢田だより


次は「宇陀・東山」集落をご案内します。



宇陀は奈良県北東部で古くは阿騎野(あきの)と呼ばれ、柿本人麻呂が万葉歌で知られる
ところです。現在は宇陀市榛原がその中心になっています。
東山は奈良盆地から東に見える標高500m前後の大和高原一帯をさし、その裾野にあたる
のが宇陀と言えます。



これはその山村の代表的な建築様式を残す旧八重川家住宅。
現在は名阪国道が走る、宇陀郡針から移築復元された19世紀の建物です。
外観は軒先まで茅葺の屋根を葺きおろしています。



軒下に掲げられた木製の「魔よけの矢」



入り口をくぐると土間の手前が厩、奥にカマドがあります。



居間は二室でこれが標準的な間取りだったようです。

2 コメント

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魔よけの矢 (ciao66)
2010-03-27 08:33:47
宇陀の古民家の「魔よけの矢」は矢の先の形が広がっていて、ちょっと不思議ですね。
これでは突き刺さらない???
 私も古民家を見るのは好きですが、小さな家でも造りは今ではないくらい、とてもしっかりした感じですね。
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Re.魔よけの矢 (変愚院)
2010-03-27 19:46:08
本当にそう言われれば不思議な形ですね。
家を建てた大工さんが作ったということですが、どんな理由があるのでしょう?

古い民家は今の住宅と違ってどれもどっしりしていて、
歴史を感じますね。私も大好きです。
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