ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

初冬の奈良散歩(2014.11.11)

2014-11-12 11:44:04 | 旅日記

暖かい陽射しに誘われて奈良へ行きました。

お目当ての依水園へ行く途中、この看板を見て急に県立美術館へ。

学術的には価値の高い展示内容でしたが、配置方法にもう一工夫があっても…例えば伊勢・おかげ横丁の新しくなった「おかげ座・神話の里」のように、古事記の記述順にした方が私たち素人には分かり易いと思います。熱心に見学する人たちに交じって思わぬ長時間を過ごして、依水園へ。

江戸時代に作られた前園から

明治時代に作られた後園へと歩きます。正面に見える山は春日山。その左、若草山の前の屋根は東大寺南大門です。

十月桜が紅葉と艶を競っています。

燃えるようなドウダンツツジの下を通ります。今が見頃の紅葉の庭園は期待以上の素晴らしさでした。敷地内の寧楽美術館を見学して、

現在、補修工事中の入江泰吉氏邸の前を通り、大仏殿の方へ歩きます。

大仏殿の前は、大勢の観光客(外国からの人も多かったです)や修学旅行生で賑わっていました。正倉院展が行われている国立博物館横から三条通りへ抜けて、

下って行くと南円堂下の美しい紅葉の終わった辺り、御高札場(江戸時代にお触書を掲げた場所)の前に

 こんなものがあるのを始めて知りました。各府県の県庁所在地から各地への距離を示す起点になるところで、ここには大阪や京都、三重まで等の距離が記されていましたが、いつの間にか台座だけになっていたのを2010年に復元したものです。

日向では汗ばむくらいに暖かい初冬の一日でした。