ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

続々・三山の話

2008-07-01 15:20:17 | 四方山話
またまた三山のお話です。
鳳凰三山(地蔵岳 2764m、観音岳 2840m、薬師ヶ岳 2780m)
<1987.7.23~24>
南アルプス北部のこれらの山には、変愚院が勤務先の同僚6名と縦走しました。
 青木鉱泉を7時に出発。樹林帯の登降でドンドコ沢にでて、名にし負う急な登り。南精進滝、白糸滝、五色滝を見て、小さな梯子場などもある喘登で尾根に出ました。
 山腹の捲き道から河原にでて涸れ沢をつめて16時、鳳凰小屋に着きました。
 小屋周辺には高山植物が多く、少し上からは富士、大菩薩連峰の黒岳、三ツ峠山などが見えました。


 二日目は6時発。シラビソの林を抜けて花崗岩の砂礫地を登り、賽ノ河原で稜線に出ます。すぐ横に地蔵岳のオベリスクがそそり立っています。
 赤抜沢ノ頭に出ると快適な稜線歩きです。

観音岳が次第に大きく見えます。
 白い砂地にハイマツの緑、点在する奇岩怪石、枯木のオブジェ、岩陰のビランジ、シャクナゲの花。子供を連れた雷鳥の出迎えまであって「ゆっくり楽しもうぜ」と言い合ったのに、惜しい位に早く観音岳に着きました。

行く手の薬師岳、後ろに大きな富士も見えました。
 楽しい雲表のプロムナードの後は、中道の厳しい下りが待っていました。
薬師岳を10時10分にでて、林道登山口に出たのは14時(途中昼食1時間)。ここから長い長い林道歩きで青木鉱泉に帰り着いたのは16時前でした。
 殆ど人に出会わない静かな山旅でした。

マナスル三山(マナスル 8,163m、P29 7,871m、ヒマルチュリ7,893m)

 マナスル三山は、いずれも日本隊が初登頂を果たしたヒマラヤの雄峰です。
 2006年は日本山岳会が我が国初のヒマラヤ8,000m峰・マナスルに登頂した1956年からちょうど50年目にあたります。
 当時の登頂隊員・今西寿雄氏は日本山岳会関西支部長、会長を歴任された登山家であり、故人となられた今も、何かと関西支部とはご縁が深い方です。
 関西支部でこの山を展望するトレッキングが行われ、二人で参加しました。
詳しくはこちらをご覧ください。

「三山」の思い出は、他にもまだあるかも知れませんがこの辺りで…。