ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

七の山

2008-07-22 17:28:55 | 四方山話
不思議な暗合で2000年から4年間、春に「七」の山に登っています。

七洞岳(778m)<2000.04.01>


別名・七洞山、白岩岳。
松阪市の南にある一等三角点を持つ山で、リアス式の海岸を見下ろす好展望で知られています。
急坂を登って獅子ヶ岳から続く稜線に出ると、絶好の展望台になる大きな露岩があり、行く手に七洞岳、背後に獅子ヶ岳が望めます。
ここから小さいピークを越して、大きく開けた広い頂上に着きました。
周囲の木が切り開かれていて360度遮るものがありません。北東に獅子ヶ岳、西から北西にかけて雪を被った大台ヶ原から高見山へ続く台高の峰々、三峰山、局ヶ岳の鋭鋒…。そして伊勢平野とリアス式海岸の眺め。予想以上の大展望でした。

七七頭ヶ岳(693m)<2001.04.22>


ななずがたけ。湖北・余呉湖の北にあり、麓から仰ぐ山容の美しさから地元では丹生富士と呼ばれています。山麓の集落から七つの尾根を山頂に集めているのが、山名の由来だそうです。(新日本山岳誌)
登山口から山頂までは約2km、山頂に伊香西国二九番札所・西林寺があるので、古い丁石と新しい距離標識が交互に現れて励ましてくれます。
尾根に出ると梢越しに墓谷山、金糞山を見て、最後の急登になって頂上台地に出ました。両洞山西林寺の扁額がかかる祠と小さな石塔があり、三角点はその少し先にありました。
樹木に囲まれて展望はありませんが、少し先のルリ池の周辺はイワウチワの大群落でした。
この池の水は村娘の顔に出来た腫れ物を治したという伝説があり、「七七頭ヶ岳の美人水」と言われています。
イワウチワ他にも、ショウジョウバカマ、イカリソウ、シュンランと花の多い山でした。

七種山(681m)<2002.5.22>


なぐさやま。兵庫県神崎郡福崎町と飾磨郡夢前町の境界にあります。際だった山容と、滝あり岩稜ありでコースは変化に富み、播州の名山と呼ばれるにふさわしい山です。
七種神社の鳥居を潜ると滑りやすい石混じりの道になります。虹滝に続き八竜滝と、豪快な音を立てる滝を見ながら石段を登り、拝殿前にでました。雨と水飛沫に煙る落差72mの七種滝を見て、神社の裏から結構急な岩場の登りになります。
…「ここから急坂40分、人生も同じ頑張ってください」など書いた立札がある。なるほど、所々に岩場を交えてかなり登り応えがある尾根道である。雨と汗でぐっしょり濡れながらも、全員快調に登る。右手が開けると、展望岩という標識があるが、雨雲の中で何も見えない。少し登ると稜線のT字路に出て、すぐ右が背の高いマツなどに囲まれた七種山頂だった。…
この日は七種山、七種槍、七種薬師の七種三山を周回する予定でしたが、豪雨にたたられ主峰を往復しただけで引き返しました。その後、再訪の機会を狙ったままになっています。

七面山(東峰 1624m)<2003.05.19>


山の名は、大和名所図会の「七峰相連なりて蓮華の如し」から来ています。頂上に金六という天狗が住んでいるという言い伝えもある、大峯七五靡の一行所です。
長い長いドライブと林道歩きが十二分に報われた、素晴らしい花の山でした。
こちらをご覧ください。

七曜岳(1584m)<04.09.24、06.07.29>

しちようだけ。大峯・大普賢岳の南に連なる奥駆道上の山.
ここも大峯七五靡の一行所です。こちらをご覧ください。