ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

高城山(5月20日)

2007-05-20 21:14:16 | 山日記
高城山は、天川村と西吉野村の村境界となっている大峰支稜上に
東西に連なる山々の一つです。私にとっては奈良県編「奈良百遊山」
の中で唯一登り残していて、気になっていた山でもあります。
今日はフェアレディさん、のりかさんが、ご一緒して下さることに
なり、天川村川合から県道を天ノ川沿いに西南へ走ります。

8時半、沢原を過ぎたところで待っていてくれたフェア車と落ち合い
ました。当初は一台を西之谷に配置して、五色谷から天狗倉山を経て
周回するつもりでしたが、今にも降り出しそうな空模様でもあり、
西之谷林道を登れるところまで登って、ピストンすることにしました。

フェア車に便乗させて貰って五色から県道を更に南西へ。
かなりの距離を走って、ようやく西之谷林道に入ります。
道は谷に沿って北へ向かい、ぐんぐん高度をあげてやや広くなった処
で舗装が切れると、真新しい切り開きで稜線を横切る峠に着きました。
(09:20)


車を降りると北風が吹き過ぎ、初夏とは思えぬ肌寒さです。
正面に金剛・葛城、五條市街、ずっと右手に音羽三山など、曇り空
ながら展望はまずまずです。


峠の標高はすでに約915m。高城山までは標高差約200m
ですが、途中大小のコブを三つ、四つ越していきます。
最後のピークは霧に包まれて神秘的な雰囲気でした。


最後に滑り落ちそうな急坂を登って、1,111m二等三角点
の埋まる高城山頂上に着きました。(10:03~10:25)
1973年発行の奈良山岳会編「大和青垣の山々」では「北部
大峰の連山が手に取るように見える。大峰の前衛の山に
ふさわしい展望台である。」と記されていますが、残念ながら
成長した樹木に覆われて全くの無展望です。

しばらく休んで元の道を峠に引き返しました。(11:08)