宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「新自由主義の先進国、米国は健康を手にする基本的人権を認めない国」-「特別月間」(2)

2020年06月03日 | 党建設

「米中西部ミネソタ州ミネアポリスでアフリカ系(黒人)男性ジョ―ジ・フロイドさんが白人警官に殺害されて1日で1週間が経過しました。全米約140都市に広がった抗議デモは、ほとんどが平和的に行われ、警察官が参加したところもあります。人種差別を助長する言動を繰り返すトランプ米大統領に対し、国際的な批判も強まっています」(「しんぶん赤旗」3日付)

 また、今回の事件に関して、スポーツ界からも厳しい抗議の声が上がっています。

「米大リーグのマーリンズで最高経営責任者(CEO)を務めるデレク・ジータ―氏は1日、ツイッターで『有色人種にとって頻繁に起きている問題。人種差別を終わらせて、厳しい罰で対応する時だ』と声明を発表。同氏は『私の子どもやおいが肌の色で不当な扱いを受ける社会に暮らさないで済むことを願う』と続けました」(同紙)

 新型コロナの感染は日々拡大を続けています。2日現在では、世界の感染者数は627万人を超え、死者は37万5千人を超えました。米国の感染者数は181万人を超え、死者は10万5千人を超えました。

 昨日の「ブログ」で、「コロナ危機を乗り越え、よりよい社会をつくる展望を語り広げるうえで、綱領路線は大きな力を発揮しています」という、多くの方々に日本共産党に入っていただく極めて大切な客観的な可能性についての日本共産党の見かたを紹介しました。

 私の「ブログ」でも、新型コロナ危機のなかで、国内外の識者の方々が新聞紙上で語った「コロナ危機後の見解」等を紹介させていただいてきました。そのなかで、現在の米国の状況から、改めて、経済学者で、2001年ノーベル経済学賞を受賞した米コロンビア大学教授のジョセフ・スティグリッツ氏が、「読売」紙の4月26日付に語った内容を紹介させていただきたいと思います。

「米国の甚大な貧富格差は近年、知られようになりました。健康格差として露骨に表れています。公的医療保険制度が整っていないためです。米国は健康を手にする権利を明確な基本的人権として認めていない例外的な先進国です

トランプ大統領は今回、初期段階で新型ウイルスを巡る科学者の警告に耳を貸さず、対策を講じなかった。重大な過ちです。避けられた死は多くあったはずです。実は、トランプ大統領になり、米疾病対策センターの予算を削りました。感染症を含む疾病の危険から国民を守る、国の研究機関です」

「更に、オバマ前政権によって、国家安全保障会議に設けられた疾病対策部局を解体した。まさに今回のような危機に備える国の体制を弱めてしまったのです」

「世界一豊かな米国ですが、コロナ禍で露呈したのは、医療現場に人口呼吸器・防護服・マスク・検査薬などの必需品が欠如しているという惨めな現実でした」

 

 

 


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