宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
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中国にかかわる綱領改定の意義-「世界の平和と進歩にとっての大義」 (4)

2019年11月11日 | 綱領関連

 「8中総」の「綱領一部改定案」の討議を踏まえた、志位和夫委員長の「結語」を読んで、「中国論」が討論の中心点の一つであったことを感じています。 「結語」で志位氏は、「一部改定案を、今の日本のたたかいを前進させる生きた力に」のテーマで、4点を強調しました。 その第3点目に、「中国にかかわる綱領改定の意義ー世界の平和と進歩にとって大義あるとりくみ」として次のように述べました。

 「第三は一部改定案が、中国の国際政治における問題点について、事実と道理にそくして踏み込んで明らかにしたうえで、『社会主義をめざす新しい探究が開始」された国と判断する根拠はもはやなくなったという判断のもとに、この部分を提案している意義についてであります」

 「多くの同志が発言で、この改定は、中国にかかわっての日本共産党に対する誤解、偏見をとりのぞく大きな力になると述べました。 日本共産党を、中国共産党・中国政府と同一視した攻撃が広く行われています。 それだけでなく、中国政府による大国主義、覇権主義的な行動、人権侵害に対して、日本国民のなかで当然の批判や危惧が広がり、そこから生まれる社会主義に対する『マイナスイメージ』が日本共産党の前進の障害になっていることも重要であります」

 「一部改定案がこれらの誤解、偏見を解きほぐし、日本共産党の魅力を広げていくうえで、大きな力を発揮することは間違いありません。 同時に私が強調したいのは、わが党が今、中国の国際政治における問題点を正面から批判しているのは、日本国民の誤解、偏見を解くという次元にとどまらず、世界の平和と進歩にとって大義あるとりくみだと考えているからであります」 

 中国に今あらわれている、新しい大国主義・覇権主義、人権侵害は深刻なものですが、世界を見ましても、それに対して冷静に、事実と道理にそくして、正面から批判する動きが率直に言って弱いという現状があります。 安倍政権も、中国のあれこれの動向を、自分の政権の軍事力拡大に利用することはしても、たとえば尖閣諸島問題一つとっても、中国の覇権主義的行動の問題点を正面から提起し批判するという姿勢が弱い。 香港で起こっている人権侵害についてもまともな批判をしない。 そういう状況が続いています」

 「こういう状況のもとで、日本共産党が事実と道理にもとづいた批判を行っていることは、私は、中国の大国主義・覇権主義の行動に対する痛手となっていると考えます。 だからこそ提案報告で明らかにしたように、中国共産党は、3年前、日本共産党第27回党大会を前にして、大会決議案に明記されていた『新しい覇権主義・大国主義』という記述の削除を求めたのであります。 痛手になっているからこそ、削除を求めたのです」

 「日本共産党が、いま中国が行っている誤った行動を批判することは、そうした意味で、世界の平和と進歩を進めるうえでの大義あるとりくみだということを強調したいし、自主独立を貫いてきた党として、そうした国際的責任を果たしていきたいという決意を申し上げたいと思います」

 私も、同じ思いを強くしているところです。

 

 

 


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