宮応かつゆきの日本改革ブログ

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オスプレイの事故率、CH53Eヘリの約27倍。米海軍安全センター(2010~2012会計年度報告書)

2016年01月18日 | 基地・オスプレイ

 今日、畑野君枝衆議院秘書から、「昨年5月のハワイでのオスプレイの墜落事故に関わる事故報告書の全文を防衛省は入手していない」との連絡があったと電話をいただきました。 中谷大臣が発言している根拠は、米海兵隊の「プレスリリース」であるということになるのでしょうか。

 「MV-22オスプレイの事故に関する法務官調査が完了し、太平洋海兵隊司令官によって署名された」報告書全文を日本政府が入手し独自の分析、検討もしないまま、「パイロットの操作ミス」とし、「機体の構造的欠陥はなかった」として、中谷大臣は、今後全国各地の防災・災害訓練にオスプレイを参加させることを表明しています。

 「プレスリリース」は、次のように述べています。 

 「事故機の搭乗員は、エンジンの不調に対処するたに当たり、NATOPS(海軍航空訓練運用手続標準)及び訓練に従いすべての緊急手続きを実施した。 さらに、事故調査は、任務や訓練に係る搭乗員による誤った対応や過失により本件事故が発生したものではないと結論づけている」

 「しんぶん赤旗」1月14日付は、「オスプレイ事故最多」の見出しで、米海軍安全センターが最近公表した報告書の内容を報道しました。

 同報告書によると、「アフガンで海兵隊が増派された2010~12米会計年度にかけて、クラスA(最も深刻)からDに分類された航空機の事故が急増。 同期間の件数を見るとMV22とCH53Eが各8件で最多を占め、、事故33軒のうち約半数を占めています。 また、CH53Eの旧型であるCH53Dも6件の事故を起こしています」

 「10万飛行時間あたりの事故数(事故率)はMV22とCH53D、Eを合わせると85.18で、全体の11.25を大きく上回っています。 報告書は『統計上、MV22BとCH53D、Eの事故率は、他の全航空機と比較して顕著に高い』と結論づけています」

 「ただ、事故機の飛行時間の総計を見ると、CH53Eの1万9481時間に対して、MV22はわづか724時間にとどまっています。 CH53Eの約27分の1の時間しか飛んでいないのに事故発生件数で並んでいます。 オスプレイが欠陥機であることは疑いありません」

 17日、オスプレイ24機が配備されている普天間基地のある宜野湾市長選挙が告示され(24日投開票日)、大激戦となっています。

 シムラ候補は、「一番の争点は、普天間基地の閉鎖・返還・危険性の除去を行うかだ」「普天間基地の移設条件無しの閉鎖・返還、5年以内の運用停止実現、辺野古新基地建設にきっぱり反対する」と訴えています。

 「オール沖縄」の底力を余さず発揮していただき、必ず勝利してほしいと強く願っています。


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