宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”しんぶん赤旗の魅力”ー「科学欄」ー地球の46億年の歴史に接近 《南極の隕石》

2014年01月06日 | その他

 [ワシントン=時事] 「米沿岸警備隊は4日、南極沖で氷に囲まれて動けなくなっているロシアと中国の船を救助するため、警備隊の砕氷船を投入すると発表しました。 中ロおよび救助活動に当たっているオーストラリアの要望を受けた措置」

 [しんぶん赤旗6日付、「風ぐるま」]「政府の南極地域観測統合推進本部(事務局・文部科学省)は5日、南極観測船『しらせ』(1万2650㌧、日高幸次艦長)が日本時間4日午後10時半に昭和基地沖に接岸したと発表しました。 ▼・・昭和基地沖の海氷は近年分厚く、接岸できたのは3年ぶり。 ▼しわせは前回の54次隊では昭和基地の18㌔手前、53次隊では21㌔手前で接岸を断念していました」

 [しんぶん赤旗5日付、科学欄」は、「南極」でした。 「隕石が開く太陽系の”窓”」と題して、間宮利夫記者の取材・解説記事が掲載されていました。 「科学専門誌」をほとんど読むことがない私にとって、「しんぶん赤旗」の科学記事は貴重な情報源です。 

 記事の冒頭で、「地球を含む太陽系は46億年前に誕生したと考えられています。 その間の歴史は多くの謎に包まれていますが、それを解く重要な鍵が隕石です。 日本は、その隕石の、世界で1、2を争う保有国です。 狭い日本にそんなにたくさん隕石があるのは南極で見つけているからで、南極はいわば太陽系へ開いた”窓”ともいえます。 南極で多くの隕石が見つかる秘密とは、・・・」と興味を誘います。

 「これまでに日本の南極観測隊が見つけた隕石は1万7000個あまり、国内で確認されている50個をはるかに上回ります」

 「なぜ南極でそれほど多くの隕石が見つかるのでしょうか。 隕石が落下する頻度は地球上どこでも同じで、南極に特別多く落下するわけではありません。 79年の第20次隊で隕石探査に加わっ以来5回南極で隕石を探してきた国立極地研究所の小島秀康教授は、隕石が見つかる場所の地形にその謎を解く鍵が隠されていると指摘します」

 「南極で隕石が見つかるのは、たいてい氷がむき出しになっている場所です。 裸氷と呼ばれ、山脈周辺に存在します。 南極大陸の大半を覆う厚い氷は常に低い方へ流れています。 その氷の流れが山脈にぶつかるとせき止められ、わき上がった氷は夏に強い日射を受け、直接気化(昇華)します。 山脈の周辺に裸氷が存在するのはそのためです。 高い方から流れてきた氷の中には、長い年月の間に落下した隕石が閉じ込められています。 これが南極でたくさんの隕石が見つかる主な理由と考えらています」

 隕石には、月隕石、火星隕石、鉄隕石など60種類あるとされているいいます。

 「隕石は、太陽系がどんな材料からできているのか、地球のような惑星はどのように進化したのかなどを探るうえで重要な試料となります。 炭素質隕石のように、地球の生命の起源を解き明かすのに役立つと考えられるものもあります」

 「小島さんは、『私たちが手にしている隕石は太陽系の謎を解くためにはまだまだ少なく、さらに見つける努力が必要だ』と話しています」

 第55次観測隊に期待したいと思います。

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