宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「おかしいと思わないのですか」「学校では何も教えてくれません」 基地調査に参加した高校生

2014年04月30日 | 基地・オスプレイ

 昨日午後は、民主青年同盟湘南地区委員会のよびかけで行われた、「厚木基地の調査活動」の案内をしました。 10代の高校生から70代までの各年代からの参加者でした。 日頃、爆音に不安を感じている方々ばかりでした。 まず、基地北側に50年前、米軍ジェット機が墜落した舘野鉄工所の跡地を案内しました。 今は、国有地となり、植樹され、ほとんど気付かないほどの、木製の表示柱が立っているだけです。 今年、9月8日前後には、大和市内の平和、民主団体が共同して、慰霊の行動を行う相談が行われています。

 青年たちにとっては、遠い過去の出来事であり、想像もできない様子でした。 「パンフレット」の焼けただれた工場の姿、米兵に抗議する舘野さんと当時小学生だった4男の写真が、事故の悲惨さ、重大さを鋭く思い起こさせてくれています。 事故により、舘野さんの息子3人を含む5人の若者たちが命を奪われました。 

 その後、基地北側の艦載機の着陸態勢を観察できる場所や基地内のゴルフ場、同正門などをまわり、基地南側では、基地交付金等で整備されている、「ゆとりの森公園」から基地の全景を視察しました。 ちょうどその時、FA-18ス―パーホ―ネット2機が激しい爆音とともに、飛び立っていきました。 「ゆとりの森公園」には、子ども用の遊具を備えた施設もあり、昨日も親子連れが楽しんでいました。

 この公園に、ジェット機が墜落しない保障はありません。 また、基地周辺の住宅地であれ、東名高速道上や新幹線の線路上であれ、すべてが墜落の危険に見舞われています。

 見学・調査活動後、交流会が開かれ、感想や意見が出されました。 16歳の高校生は、「こんな危険な基地があるのに、どうして、みんなおかしいと思わないのですか」「学校では何も教えてくれません」と話していました。

 この発言は、衝撃的でした。 大和市内には、小学校が19校、中学校が9校、県立高校が4校、私立高校が2校あります。 駅前では、基地の危険性などよく宣伝していますが、学校が授業の一環として、「基地のこと」をどう子どもたちに教えているのか、全く視野の外にありました。 大和市は、米軍厚木基地について、「整理・縮小、撤去」を要求しています。 なぜ、こうした要求を自治体として行っているのか、子どもたちに伝えることは、教育上の大きな課題ではないでしょうか。

 改めて、この問題について、検討、相談していきたいと思いました。

 



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