宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「今のたたかいが、未来社会を根本的に準備する」-志位氏の民青全国大会の講演(16)

2019年12月03日 | 綱領関連

 志位和夫委員長が11月23日、日本民主青年同盟第43回全国大会で、「21世紀の世界をどうとらえ、どうたたかうか」と題して党綱領一部改定案について講演した内容が、11月26日の「しんぶん赤旗」に「要旨」が掲載されました。 綱領改定案を読み、深めていただく上で大変参考になっています。

 「講演」の最後の部分、「今のたたかいは、そのすべてが未来社会を根本から準備する」を紹介させていただきたいと思います。 

 「志位氏は、一部改定案で『発達した資本主義国での社会変革は、社会主義・共産主義への大道である』と明記していることにかかわって、その『特別な困難性』と『豊かで壮大な可能性』について詳しく解明しました。 ここは、『今の私たちのたたかいが、すでに未来社会実現の土台を築いていることがよくわかった」(千葉県・男性)など参加者から大きな反響が寄せられた部分です」

 「一部改定案は、『資本主義の高度な発展そのものが、その胎内に、未来社会に進むさまざまな客観的条件、主体的条件をつくりだす』として、①高度な生産力 ②経済を社会的に規制・管理するしくみ ③国民の生活と権利を守るルール ④自由と民主主義の諸制度と国民のたたかいの歴史的経験 ⑤人間の豊かな個性ーーという5つの要素を列挙しています」

 「この5つの要素について、志位氏は、『このなかには資本主義の高度な発展が必然的につくりだす要素もありますが、人民のたたかいによって初めて現実のものとなる要素もあります』と指摘」

 「たとえば、労働時間の短縮、社会保障の充実、学費の無償化、ジェンダー平等など、『国民の生活と権利を守るルール』は、自動的につくられたものではなく、たたかってこそ現実のものとなります。 『自由と民主主義の諸制度と国民のたたかいの歴史的経験』も、自由と民主主義を守り、発展させる国民のたたかいの歴史的経験を積み重ねてこそ、未来社会に確実に引き継がれ、発展させることができます」

 「さらに、『人間の豊かな個性』の発展についても、資本主義社会のもとで自動的に進行するものではありません。 すべての人が生まれながらにして平等だという民主主義の感覚、個人の尊厳が何よりも大切だという人権の感覚、国民こそが国の主人公であるという主権者意識などは、人間に最初からそなわっていたのではなく、人民のたたかいによって歴史的に形成されてきたものでした」

 志位氏は、次のように、若い世代に熱く訴えました。

 今のたたかいは、未来社会と地続きでつながっています。 そのすべてが未来社会を根本的に準備します。 こういう大志とロマンのなかに現在のたたかいを位置づけ、たたかいの大きな前進をかちとろうではありませんか。 発達した資本主義国での社会主義的変革は、まだ誰も歩んだことがない、人類未到の道の探究。 そこには『特別の困難』もありますが、はかりしれない、『豊かで壮大な可能性』があります」

 


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