宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

「即位の礼」儀式等に出席しない日本共産党の対応・理由について

2019年10月22日 | 憲法と綱領

 今日は、天皇の「即位の礼」関係の諸儀式が行われます。 NHKは朝から長時間の放映を行っています。 民法各局も放送時間を拡大して放映し、放映を予定しています。

 政府は、「国民こぞって祝う」として今日(22日)は休日にしました。 一方、台風19号の被災地は、台風20号、21号の接近のなかで被害の拡大が心配されています。

 日本共産党の「しんぶん赤旗」本日付は、4面で「即位の礼」儀式関係の記事を大きく報道しています。 その記事の、「日本共産党の対応」部分について紹介させていただきます。

 「日本共産党は、綱領で天皇条項を含め『現行憲法の前文をふくめ全条項をまもる』ことを明確にしています。 そのうえで、『天皇条項については、国政に関する権能を有しないなどの制限規定の厳格な実施を重視し、天皇の政治利用をはじめ、憲法の条項と精神からの逸脱を是正する』という立場をとっています」

 「今回の『代替わり』儀式についても、日本国憲法の国民主権と政教分離の原則と相いれないあり方の是正を繰り返し求めました。 にもかかわらず、見直されることなく、こうした儀式となったことをふまえ、『即位礼正殿の儀』『饗宴の儀』には出席しないという態度を表明しました」

[恩赦について]

 「『政府は『即位と礼正殿の儀』にあわせておよそ55万人を対象に資格の制限を取り除く『復権』などの恩赦(裁判によらず行政権で刑の言い渡しの取り消しなどをする)を行います。 日本共産党は、恩赦を即位の礼と結び付けて行うことは、天皇は『国政に関する権能を有しない』とした憲法第4条とのかかわりで大きな問題が出てくるとして『賛成できない』(志位和夫委員長)と表明しました」

 日本国憲法は、「天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく(憲法第1条)と天皇の存在理由を「国民の総意」に求めています。

 今回の「即位の礼」関係儀式は、国民主権・政教分離の憲法の原則に背くものと考えられます。