連休後半の5~6日、厚木基地周辺は艦載機の激しい爆音に見舞われました。 米軍は、5日から16日まで空母艦載全機種の着陸訓練を硫黄島で実施すると通告してきました。
しかし、硫黄島での訓練開始日の5日の「子どもの日」も連休最終日の6日も、そして、今朝も飛行訓練が続けられています。 昨年とは違った様相になっているように感じています。
硫黄島での訓練が始まるとしばらくは厚木基周辺は静かになるのがいままでの飛行訓練でした。
今月2日には、日本共産党県委員会、同厚木基地周辺の地方議員団、平和団体が基地を訪れ、「厚木基地でのすべての訓練を中止すように」強く求めてきました。
また、地元の大和市長、綾瀬市長は基地司令官に訓練中止を求め、基地周辺9市長と県知事も防衛大臣に同様の要請をしています。
日本政府の対応が問題です。 安倍政権は今回の訓練の通告に対しての県知事や周辺9市長連名の要請にたいしても、真剣な対応が見られません。
南関東防衛局の企画部長は、「可能な限り硫黄島で訓練を実施するよう、また訓練後の厚木基地周辺での空母艦載機の飛行については、行事等に配慮するとともに深夜にいたらないよう、防衛省としても既に米軍司令部に要請している」(4月28日)といういつもの回答です。
大木大和市長は、「あらゆる手段を講じ、厚木基地で決して着陸訓練を実施することがないよう強く要請」しています。
「可能な限り」ではありません。
事態を把握しながら、「いかなる着陸訓練も許さない」決意で市民や自治体とも連携していきたいと思います。