「違法な働かせ方で若者を使いつぶす『ブラック企業』の大賞を決める『ブラック企業大賞2013』の授賞式が11日、東京都内で行われ、『ワタミフードサービス』が大賞に選ばれました」
(「しんぶん赤旗」12日付)同紙によると、「ブラック企業の定義は、①労働法などの法令に抵触する労働を、意図的・恣意的に労働者に強いている、②パワハラなどの暴力的強制を従業員に強いる企業や法人」としています。
「厚労省は今月8日、『ブラック企業』が大きな社会問題になっている」として、集中的な監督指導を実施すると発表しました。
離職率が高い企業約100社をはじめ、過重労働や法令違反の疑いがある約4000社を対象に9月の1カ月間に立ち入り調査を行います。 同省が『ブラック企業』に焦点を当てて取り組みを実施するのは初めて」(「しんぶん赤旗」9日付)のことです。
同省の方針は、次のような内容です。
「労使協定を超えて長時間労働やサービス残業がないかを確認。法令違反が判明した場合、是正されるまでハローワークでの職業紹介の対象から除外します。
過労死を引き起こした企業に再発防止の取り組みを徹底させることや、重大・悪質な違反が確認された企業については送検し、企業名を公表することを打ち出しました。
電話相談やパワーハラスメント防止の周知・啓発にも取り組む」(同紙、9日付)としています。
一方、 日本共産党国会議員団は7日、「ブラック企業・雇用問題対策チーム」を発足させました。
「居酒屋チェーン『ワタミ』の無法な長時間労働を国会で追求してきた田村智子参院議員は、労基法はじめ各種の通達を企業に守らせていく重要性を指摘。
吉良良子参院議員は『若者をつぶすような社会に未来はない。全力で取り組む」と語りました。(「しんぶん赤旗」8日付)
チーム責任者には、山下芳生書記局長代行、責任者代行に小池晃副委員長、吉良、辰巳参院議員も参加しています。なお、事務局長は高橋ちづ子衆院議員が担当します。国会議員団と連携して、地方議員団も共同して取り組むことになりますので、ご協力をお願いします。