i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

おじぎ草

2007-08-12 20:22:43 | ジャカルタ滞在記
プランバナン寺院を取り囲む広大な公園をガイドとデート?しました。

案内もこの寺院が最後なのです。

少し離れたプランバナン寺院がきれいに見える場所です。日本での風習、生活などを聞いたり、公園内の草木を色々教えてくれました。

少しプラプラ歩くとガイドは立ち止まり、小径の脇にある雑草を触り言いました。

「このオジギ草は、インドネシアでは女性のはずかしい気持ちを表す草という意味の名前が付いています。」





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プランバナン寺院の悲話

2007-08-12 19:52:52 | ジャカルタ滞在記
この世界遺産はあまり知られていません。ボロブドール寺院が有名すぎて。
しかし、予想以上に美しい寺院です。

ガイドによると「ヒンドゥー文化の忘れ形見」と表現していました。

この寺院には「ロロ・ジョングランの伝説」というものが伝えられています。

昔、王の息子の大男が、プランバナンの姫ロロ・ジョングランに一目惚れをしました。執拗な求婚に困り果てた姫は「ひと晩で千の寺院を作ることが出来たら妻になる。」と約束しました。
しかし、大男は精霊の力を借りて夜明け前までに999の寺院を作ってしまいました。残りはあと一つです。
姫は侍女に米を臼でつくように命じました。明け方と勘違いした一番鶏が鳴き始めました。日の光を嫌う精霊はその鶏の鳴き声を聞いて、完成目前で霊の世界に帰ってしまいました。
怒り狂った大男は姫を呪文で石像に変えてしまいました。
それが神殿に安置されたドゥルガ像ということです。

大男がたったひと晩で造り上げた多数の寺院は、この周辺にセウ寺院として残っています。

セウは千の意味だそうです。

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ムンドゥッ寺院の仏像

2007-08-12 19:30:28 | ジャカルタ滞在記
ボロブドールから3kmほど離れた寺院で、毎年5~6月の満月の日に世界中から集まった仏教徒が、この寺院からボロブドールまで経文を唱えながら回廊を巡るのだそうです。

この寺院の中に穏やかな石仏三尊像が安置されており、「世界で最も美しい仏像の一つ。」と日本の仏像関係者は言っているそうです。ジャワ美術の最高傑作と言われています。

三仏像とも手の形が違っていて、仏教の輪廻転生(無限大の輪)を結んでいたり、説法の形にしたりしています。

この直ぐ近くに地震で壊れた残骸が集められていました。
ガイドに「毎年、少しずつ修復するのですか?」と聞いたら
「いえ、このままずーっと何もしないでしょう。」と。

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ボロブドール千年の眠り

2007-08-12 14:44:36 | ジャカルタ滞在記
ボロブドール遺跡には、まだ多くの謎があると言います。

特に1000年以上も歴史から消え去っていたことは不思議です。

ガイドの説明ではムラビ火山の噴火で埋没した、と言っていますが、これだけ巨大な建造物を作っておきながら、仏教徒に関わっていた人たちは掘り起こして伝承しなかったのはなぜか?

3000面のレリーフと登場人物1万人の仏教の物語には圧倒されます。ここではまた専門のガイドが日本語で説明してくれます。ブッタの誕生などは特に有名です。

4つの回廊を上がるたびに魔除けの門(鬼面の口)をくぐります。過去の災いが飲み込まれるそうです。

また、ストゥーパ(帽子みたいな形)の中の仏像に格子の隙間から手を伸ばして仏像の手に触れると願い事がかない、幸せになる、と女性ガイドは言いました。

私も他の観光客に混じって手を入れて伸ばしてみましたが、手首までしか届きませんでした。


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ボロブドール3

2007-08-12 13:21:49 | ジャカルタ滞在記
ジョグジャの飛行場を出て待っていたのは、私のネーマ(名前)を書いた紙を持った旅行会社の現地女性ガイドでした。

専属のガイドと乗用車です。大人数の中にまぎれることなくスムーズに出発しました。彼女の日本語は85点くらいでしょうか。学生時代に日本に興味を持ち、観光ガイドをするために専門学校に行ったそうです。

ジョグジャの街は落ち着いた良い街でした。王宮の跡が残り、仏教、ヒンズー教、そしてイスラム教の台頭、オランダ支配時代のコロニアル建築の名残りなど日本の古都京都、奈良と同じ雰囲気でした。(実際、どちらかと友好都市を結んでいます)

観光はジョグジャ→世界遺産ボロブドール(仏教遺跡)→ムンドゥッ寺院→銀細工工場→昼食(王宮の一部)→バティック工場→世界遺産プランバナン寺院(ヒンズー遺跡)
で時間的には十分ゆっくりでした。

中でも王宮を改造したレストランでの昼食は良かったです。オープンなスペースに心地よい風が入ってくるし、ジャワのコピー、カレー、ソトスープ、そして中央には民族音楽ガムランの演奏。

私はボーっとして眠くなりました。

ネシアで観光と言えばバリ島が有名ですが、ジョグジャ周辺の旅もお勧めです。

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ボロブドール2

2007-08-12 00:55:26 | ジャカルタ滞在記
「春に墜落したのはガルーダではなかったか」と思いつつ「それも運命か」と気にするほどのことではありませんでした。

シートは12Eで3人掛けの真ん中でした。今朝は超早かったのとチケットカウンターから通路を走ってきたので1時間ではありますが、一眠りしたいところです。

しかし、そう簡単には眠らせてくれません。窓側には「はちきれんばかりのおねえちゃん」が座っていました。

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ボロブドール1

2007-08-12 00:40:09 | ジャカルタ滞在記
本日8/11に予定通り2つ目の目標である念願のボロブドールに行ってきました。

先ず、トラブル編から話しましょう。

朝のタクシーのことです。まだ暗い宿舎を4:20に出ました。悪いと思いましたがドアマンを起してゲートの鍵を空けてもらいました。彼はゲート前の駐車場のコンクリートにダンボールを引いて寝ていました。彼らはひょっとしてフトンに就寝する、と言うことは無いのかも知れません。

話を戻してタクシーブルーバードがなかなか捕まりません。スカルノハッタ空港まで1時間は見たいところです。6:00出発なので5:40までにチェックしないといけません。時間が無いので知らない会社のタクシーに乗りました。これが間違いでした。

過去に2度ブルーバードタクシー以外に乗って2度ともトラブルでした。
一度目はカラオケの帰りに宿舎まで行く予定が交差点を逆の知らない道に入っていったので急遽降りました。二度目はゴルフの練習場までの道で一つ手前の交差点を逆に曲がって一方通行に入ったので直ぐに降りました。

今回は三度目の正直のはずが、二度あることは三度ある、になってしまいました。
空港近くまでは混雑もトラブルもなく40分くらいで着きました。順調です。すっかり安心してしまいました。ジャカルタ~ジョグジャは国内線なので「ジョグジャね。」と確認して「OK、OK」と答えてくれました。空港に余裕で着いてGAガルーダ航空をぷらぷら捜しました。

一回目、端から端へ歩いてみてありません。二回目もありません。不思議でした。時間が迫ってきています。警備員に聞きました。「もっと先だよ。」と指を差してくれました。私が端だと思ったその先にあるのか、と納得してまた歩き出しました。しかし、端の先は真っ暗です。おかしいと思い、ケンタッキー風のバイトの兄ちゃんに聞きました。「ノー、ノー、NO.2。ヒアーNO.1。」

やっちまいました。第一と第二があるのです。大急ぎでタクシーに乗り「NO.2。」と大声で言いました。カウンターのチケット発行のお願いをしたのが5:40です。
「オー、ツーレイト。」露骨にいやな顔をされ、本人ではなく隣の主任みたいな人にチケットシートを預けてしまいました。

その彼は空港利用税3万ルピアを請求しました。1万ルピアのお札はタクシーの高速料金で払ってしまったので5万ルピア札を渡しました。「モアー、スモールマネー。」イヤなヤツです。財布の中を捜して無いので5万ルピアを出したのは見ていたくせに・・・。 財布の中を広げて見せてあげました。彼はまた、イヤな顔をしました。

通路を走って出発ロビーを通り、移動バスに乗りました。汗だくです。運転手に「ソーリー、ソーリー。」 謝りつつ、飛行機NOのバスか確認しました。「OK、OK」。こちらの「OK、OK」は少し危ないぞ、と感じつつ時間は5:53でした。

バスは6:10に出発しました。汗だくの私の後にも5人を乗せて・・・。

楽しいはずのボロブドールが出だし大不調でした。

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