i氏の海外生活体験記

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ゴルフクラブ2

2007-08-03 00:48:50 | ジャカルタ滞在記
私は道具のことはさっぱり分かりません。

正確に言うとあまり興味がないので道具はあればいい、という感じです。

今回の主人公はおばちゃん女中です。既述のように「もったいない」精神が全身から溢れ出ている人です。

で、ゴルフクラブのことですが、おばちゃん女中はこの宿舎に20年いるわけです。4ヵ月で15人が宿泊している実績から年間約50人は出入りしていると予想されます。50×20=のべ1000人の社員(主に)と知り合いな訳です。きっとその殆どがゴルフをされるでしょう。

プロジェクトが終わって宿舎にクラブを置いていく人が5%として50組のクラブがこの宿舎のどこかに隠されている、と考えられます。

事実、最初に「クラブを貸してくれ」と頼んだら階段下の鍵の掛かった倉庫からゴソゴソ10組ほどのバックを出してきました。良く見ると20年どころか30年くらいの年代モノやメーカーばらばらのモノ、何故かレディースクラブなど所狭しと倉庫に詰め込んでありました。

適当に比較的使えそうな2組を選んで後は倉庫に仕舞うようにお願いしました。

しかし、それが伝わらなかったのか「もっと良いモノをお捜しかい?」みたいな顔をして大型テレビの後ろの扉の鍵を開け始めました。

イヤな予感がしました。

おばちゃん女中はその扉の中から得意げにバラのクラブを次々出し始めました。
何十本あるでしょう。しかも戦前のもののような使い古したモノばかりです。

さらに追い討ちは、その下の引き出しから練習場でも使わないような超古い、ヒビの入ったようなボールが山ほど出てきました。

「わかった。おばちゃんわかった。参った。」 日本語で言ってしまいました。


いま、我々の仲間内では「帰国するときクラブは宿舎に置いて行こう。」が合言葉です。

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