じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

チュニジア革命とチャップリンの演説

2011-01-18 11:20:07 | Weblog
★ 今朝の「天声人語」はチュニジア革命を取り上げていた。チャップリンの有名な演説を引用しながら、インターネット革命とも言われるこの政変を評していた。

★ 「ジャスミン革命」とは実に芳しいネーミングだ。その名のように民主主義の香り漂う国になればと願う。

★ ところで、久々にチャップリンの「独裁者」から先に紹介された演説を見た。何度聴いても心に響く演説だ。天才と言われるにふさわしい。

★ キング牧師の名演説と双璧をなすのではなかろうか。

★ 「私は皇帝になりたくない・・・」。私は高校時代「弁論部」という今では珍しいクラブに所属していた。当時はまだ学園紛争のなごりが残っていた。その弁論部の練習で「チャップリンの演説」を使っていたのを思い出す。

★ チャップリンの演説を見た後で、本物のヒトラーの演説を見た。(こうやって演説を聴き比べられるのもネット時代の恩恵だ)。ヒトラーの演説がコミカルに思えるから不思議だ。ヒトラーがチャップリンのパロディをやっているような錯覚さえ覚えた。

★ あのオーバーアクションは、現代だと「お笑い」にしかならない。しかし当時のドイツ帝国の中枢の人々はそれを真剣に、中には感極まったように聴き入っているのだから、それがまた滑稽に見える。

★ ヒトラー自身は自己陶酔の最高潮だ。

★ なぜヒトラーが政権を握れたのか。今から思うと不思議だ。同時に大きな歴史的教訓を含んでいるように思う。何度も思い返されるが、小泉総理を皮肉った社民党のテレビCMは傑作だったと思う。
コメント