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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

映画ファン

2011-01-14 08:52:26 | 日記
 映画館に映画を見に行く、という行為が流行らなくなっている、ように感じる。が、統計によると2007年2008年と下がり続けた映画館への入場者数が2009年若干持ち直している。昨年の数字がどうだったのかわからないが大きく伸びもせず減りもせずと言ったところかもしれない。単に入館者数だけの統計では、大型のシネマコンプレックスがあちこちに出来上がると若干伸びるのだろう。しかし、年代別でみると確実に若者が減っていると実感する。

 映画館に行くと年配の方々か、お子さん連れの家族かどちらかが多い。若者は極めて少ない。統計数字で2009年に微増しているのは、年寄りの入館数が増えたということだろう。

 3D映画が多少話題にはなった。だが多少に過ぎない。3D映画は若者に話題になったが最近の本来の映画観賞者である年配の方々に話題になっているのかと言うと疑問である。例えば昨年秋から映画配給5社によるサムライシネマキャンペーンが実施されているが、その中で応援されている5本の作品、「十三人の刺客」「桜田門外の変」「雷桜」「武士の家計簿」「最後の忠臣蔵」が3D映画化されたという話はとんと聞かない。心に響く物語が見たい、と思っているシニアの方々にとって、立体的に見えて驚くよりもストーリーのおもしろさで驚きたいと考えている人が多かろう。

 家庭のテレビ画面が大型化し、迫力ある音声で聞くことが出来、駅のそばのレンタルDVD屋さんやネットでも映画を借りることが出来る。そもそも高い金を払って見たいと思う映画が無い。高過ぎる。ま、そんなところが今の気分だろう。
 アメリカでも映画人気は低迷している。製作費に金をかけるなら質のいいドラマに、というのがこのところのアメリカの流れだ。面白い連続ドラマが日本でも続々とケーブルテレビで放映されDVD化されている。

 映画館に映画を見に行く人は減ったが、映画を、というか映像物語を作ろうと言う人は逆に増加の傾向にある。YouTubeの登場がこの勢いを加速しているのだろう。原作や絵コンテなど動画の元になるものがあって動画が作られるのではなく、文字を書くように動画が描かれる。このブログのように長々と文字で意味を表現しようとする行為はすぐに廃れてしまうかもしれない。刹那的な気分やコマ切れの情報は映像に変換しやすい。至る所にいろいろな人が作った映像作品が氾濫してくるだろう。当然、シニアの方々にも自分なりの動画制作を楽しみにする方々が増えてくるだろう。

 そうなれば、人の集まるところで自分の作ったものを見てほしい、という空気も高まる。そこに新しい映画館の生き方もあるだろうと思う。地域の映像文化コミュニケーションの中心地として今までにない拠点になることも考えられる。「映画」と言わずに「動画」と言うと、急に大きな可能性が広がっている世界に見えてくる若い人も多いに違いない。確かに、「動画」というソフトウェアはこれからのビジネスのキーワードであることに間違いはない。


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株式会社ジェイエスピー
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