FT-1000MP MARK-V の修理です。
FT-900の調整はどうなった?
MARK-Vの部品を通販で入手する必要がありそうなので
先にこれのリストアップをしてから、FT-900の調整をします....
MARK-Vの状態は
・受信感度極悪
・送信は恐ろしくて出来ない
MARK-Vの回路は送信パワーが通過するラインから、受信時はリレーでアンテナを
拝借する回路になっているので、リレー接点の溶着などでうまく切変わらなかったら
自分の出した電波が受信部にそのまま入って 「自爆!」 します。
・フロントパネルのボタンが反応しない
と言うのが主な修理内容。
とりあえず、フロントパネルのボタンが反応しないと試験が難しいですので、それから始めます。
フロントパネルを外さずに、点検するつもりでしたが、不具合個所を対処して、フロントパネルの
ボタンが動作するようになったと喜んで基板をねじ止めしたら あららら MOXのボタンが外れて
本体を振ると中でカラカラ言がしています。
やっちまった。
こうなってしまうと、フロントパネルを外さないと、どうにもなりません。
外すか......
外したついでに、入っていたホコリを取り除き、表示部の帯電防止処理をして組み立てました。
フロントパネルのボタンがすべて動作するのを確認して、やっと受信部の点検が出来る様になりました。
SGから信号を入れてみると、どのバンドも60dB程度感度が低下しています。
(RS 59+20dBの局がRS 51で聞こえる程度)
これは持病の 自爆 をして、受信回路の一部を焼いたか????
受信信号は、アンテナからまずTUNER MAIN UNITに入ります。
ここに自爆するリレーがありますので、目視点検します。
基板のレジストが焦げているところがあります。
テスターで見てみると、パターンが焼損まではしていません。ちゃんと繋がっています。
なんで焦げたんだろう。やっぱり自爆か?
次に、PAユニットを持ち上げると、その下にRF UNITが見えてきます。
目視すると、ダイオードが割れています。
ますます自爆が有力!?
オシロスコープでどこまで制御信号が動作するか調べたいのですが、手が1本足りません。
右手にオシロスコープのプローブ、左手でPA UNITを支えると、無線機の電源のON/OFFが出来ません。
煙が上がったり、異臭がしたらすぐに電源を落とさないといけないので、片手は必ず
フリーにする必要があります。
XYLにここ持っといて! なんて何時間もお願いできませんので金具を自作して見ました。
これで両手が使えるようになりましたので、測定して見ると、もう一個ダイオートが壊れていますが
ラッキーな事に制御回路は生きていましたので、ダイオードが防波堤になってくれたようです。
その回路の後にSGから信号を入れると、正常なMARK-Vと同じくらいの
感度で受信できていますので、同軸コネクタからRF UNITまでの回路を修理すれば良さそうです。
良かった良かった!
待てよ、送信部は大丈夫かな?
送信の試験が出来るのは、まだ先になりそうです。
まあどうにかなるでしょう。
一安心して、改めて目をある部分に目を向けると
え??????
あっ!!!!
長文になったので、それは次回に。
FT-900の調整はどうなった?
MARK-Vの部品を通販で入手する必要がありそうなので
先にこれのリストアップをしてから、FT-900の調整をします....
MARK-Vの状態は
・受信感度極悪
・送信は恐ろしくて出来ない
MARK-Vの回路は送信パワーが通過するラインから、受信時はリレーでアンテナを
拝借する回路になっているので、リレー接点の溶着などでうまく切変わらなかったら
自分の出した電波が受信部にそのまま入って 「自爆!」 します。
・フロントパネルのボタンが反応しない
と言うのが主な修理内容。
とりあえず、フロントパネルのボタンが反応しないと試験が難しいですので、それから始めます。
フロントパネルを外さずに、点検するつもりでしたが、不具合個所を対処して、フロントパネルの
ボタンが動作するようになったと喜んで基板をねじ止めしたら あららら MOXのボタンが外れて
本体を振ると中でカラカラ言がしています。
やっちまった。
こうなってしまうと、フロントパネルを外さないと、どうにもなりません。
外すか......
外したついでに、入っていたホコリを取り除き、表示部の帯電防止処理をして組み立てました。
フロントパネルのボタンがすべて動作するのを確認して、やっと受信部の点検が出来る様になりました。
SGから信号を入れてみると、どのバンドも60dB程度感度が低下しています。
(RS 59+20dBの局がRS 51で聞こえる程度)
これは持病の 自爆 をして、受信回路の一部を焼いたか????
受信信号は、アンテナからまずTUNER MAIN UNITに入ります。
ここに自爆するリレーがありますので、目視点検します。
基板のレジストが焦げているところがあります。
テスターで見てみると、パターンが焼損まではしていません。ちゃんと繋がっています。
なんで焦げたんだろう。やっぱり自爆か?
次に、PAユニットを持ち上げると、その下にRF UNITが見えてきます。
目視すると、ダイオードが割れています。
ますます自爆が有力!?
オシロスコープでどこまで制御信号が動作するか調べたいのですが、手が1本足りません。
右手にオシロスコープのプローブ、左手でPA UNITを支えると、無線機の電源のON/OFFが出来ません。
煙が上がったり、異臭がしたらすぐに電源を落とさないといけないので、片手は必ず
フリーにする必要があります。
XYLにここ持っといて! なんて何時間もお願いできませんので金具を自作して見ました。
これで両手が使えるようになりましたので、測定して見ると、もう一個ダイオートが壊れていますが
ラッキーな事に制御回路は生きていましたので、ダイオードが防波堤になってくれたようです。
その回路の後にSGから信号を入れると、正常なMARK-Vと同じくらいの
感度で受信できていますので、同軸コネクタからRF UNITまでの回路を修理すれば良さそうです。
良かった良かった!
待てよ、送信部は大丈夫かな?
送信の試験が出来るのは、まだ先になりそうです。
まあどうにかなるでしょう。
一安心して、改めて目をある部分に目を向けると
え??????
あっ!!!!
長文になったので、それは次回に。