JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

FT-1011 修理

2018-05-27 | Weblog
FT-1011 の修理です。

送信が出来ないとの事なので、それでは部品取用にと購入。
なぜ修理ではなくて、部品取りか?
それは、この無線機は底面にマザーボードがあって、基板が縦にささっていています。
一部ボリューム類は上部から調整できるのですが、コイルはそのままでは
調整出来ないし、故障した場合に信号を追いかける事が出来ません。
1台動作品のFT-1011は持っているので、それのメンテナンス用に
Extender Board(延長基板)を作るために基板のコネクタと
マザーボードのコネクタを部品取りにしてやろうと思って購入したものです。

このコネクタを部品取りにしたい!


いきなり分解するのも面白くないので、何が壊れているのか
見てみる事にしました。
症状は 「送信出来ない」 でしたので、受信は出来るのか
まずSGから信号を入れて確認です。
どのバンド、モードも感度良く受信できていました。

では問題の送信はどうなのか見てみましょう。
ダミーロードに変えて送信してみると、どのバンド、モードでも出力がありません。
パワーアンプが壊れていれば、修理代が高くつきそうなので素直にコネクタを頂き!と
思っていたのですが、残念ながらRFユニット出口に出力がありません。
もしかして.....
延長基板がないので、チェックしたいポイントから電線で信号を上部に引き出して
測定します。
ここは信号がある、ここもある、おや、ここで信号が消えた。



トランジスタが動作していません。
手持ち部品と交換すると、あららら、信号が出てきました。
このレベルだとパワーアンプを押せます。
パワーアンプに信号を入れてやると、見事に100W出ています。

「部品取り失敗!」

と残念がるのか

「直った!」

と喜ぶべきか。
ここは喜ぶべきですね。

と、言う事で、また壊れたFT-1011が売られていたら購入しましょうか。
次こそは部品取用。



また同じ物が2台になってしまった。
メンテナンスして、私のHPの売りますのコーナーにそのうち出します....

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