JR4GPAの「つぶやき」

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IC-820 修理

2016-04-10 | Weblog
IC-820M の修理です。

144MHzは動作OK、430MHzは表示が 「ーーー.ーーー.ー」 となるとの事で購入。

早速通電して、動作確認。
聞いたときの状況そのまんま。



430MHzはPLLのアンロックです。前オーナーがトリマを回して調整しようとした痕跡が
あります。測定ポイントでロック電圧を確認しながらトリマを回しますが
全く変化しません。
と、言う事で何か部品が壊れている模様。

ロウの様な物で固められているので、暖めながらその物質を
除去して行きます。
部品が見えて来た所で、オシロスコープで信号を追いかけます。
怪しい部品にたどり着きました。
が、しかしどうやって交換するか。

まずは基板を摘出。


シールドケースが邪魔になり、半田ごてがうまく入らないので
こいつをまず外さなければなりません。
盛り上がりすぎて、写真を撮るのを忘れました.....
上蓋が外してある右下のシールドケースの枠を外しました。

これで、半田ごてが入るようになり、不良部品を交換。
と、文章にすれば一行ですが、チップ部品で四苦八苦。
この無線機に採用されているチップ部品はかなり小さく、難儀しました。

これで元に仮に戻して動作試験。見事にPLLがロックしました。

この無線機は、以前修理したIC-821の144MHzのファイナルが飛んでいたので
パワーモジュールを移植しようと思い購入したもので、修理して使おうと
思った訳ではないのですが直ってしまいました。
どうするかなあ。この先の調理方法はこれから考えます。

部品取りが部品取りにならず、無線機が増える。毎度の事ですが
それでも部品取りのつもりで買ってしまうんですよね。
悪い癖です...