児童ポルノ法改正は誰も得しない

　宣言しておこう。
　俺は、いつか犯罪者になる事が、国家の意思により確定する可能性がある。

　「EVE」という、シーズウェアから発売された18歳未満販売禁止のゲームがある。　このゲーム、ストーリーも凄いのだが、梅本竜氏が担当したＢＧＭが大変素晴らしい。
　以前、エロゲーム雑誌のメガストア（…だったと思うが…。この雑誌を今、見れないので真偽不明）で、このゲームと、このＢＧＭのＦＭ音源のデータファイルが付録についていた事があり、この雑誌を購入した。
　で、ＰＣエロゲ雑誌というものは、発売予定のエロゲをだいたい網羅しており…。中にはロリコン嗜好のゲームも１つや２つ、必ず存在している。これは絶対に間違いないと断言しておく。
　エロゲの紹介ページは、そりゃもう汁が飛び交い性的興奮を煽るものである。
　エロゲは、たいていロリコンをテーマにする場合、ランドセルを背負った幼女と思しきキャラが登場していても、冒頭で「全登場人物は20歳以上である！」と明言する事によって、必ず〝逃げ〟を打ってある。
　しかし、例の法案では確か「見た目幼女である事が明確」であった場合、処罰の対象になったはずだ。
　この雑誌、捨ててないので我が家には確実に存在するものの、仕事と家事に追われ、自室と物置の整理ができずにいる今、発掘は困難で、しかも魔窟と化したこの２室の現状が改善するのはいつになるかわかったものではない。

　つまり、俺はあきらかに未成年と思われる、性的興奮を掻き立てる幼女のＣＧが掲載されている雑誌を単純保持しているにも関わらず、それが家のどこにあるか皆目検討がついていない状態なのである。

　児童ポルノ禁止法が、与野党の目論見どおり改正されていき、単純所持が処罰の対象となり、漫画やゲームも対象となった場合、俺は合法的に罰せられる可能性がある。
　黙ってればわからないのだろうが、もし、そうなった場合、俺は犯罪者である事をここに明言しておく。
　家宅捜索でもなんでもするがいい。
　そして同時に、当時合法だったものを購入したら、法改正によっていつのまにか犯罪者になってしまっているという遡及法じみた狂気のこの法案に強く抗議する。

　そして、家宅捜索の様子を写真付、音声付でブログにアップして、捨て身でアクセスカウントを稼いでやる。
　今いる会社を解雇される事になるだろうが、再就職時、面接の時絶対にアピールするネタにしてやろう。

　さらに、当然、そのエロゲ会社にも司法の手が及び、会社が所有する過去のデータ資産が押収され、社長等、その会社の所有者に罰則が及ぶ事も確認させてもらう。
　その場合、スピード違反みたいに俺だけ処罰されて、ほぼ同じ速度で走ってた周辺の車が捕まらないのは納得できん。

　と、言う訳で、俺のクソ甘い目論見では、将来的にこの児童ポルノ法案改正は成り立たないと見ている。
　もし、通っちゃったなら、俺は道連れにできそうな企業を山ほどサーチして、一緒に晒す事する。


【コラム】　「児童ポルノ禁止法」改正のポイントとウラ事情(R25) - goo ニュース