「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

スピーカー「スーパー10」 バリエーション

2024年03月26日 | オーディオ談義

ときどき自問自答することがある。

今さらの話だが「オーディオの目的って何?」。

「好きな音楽 を 好きなサウンド で聴きながら幸福感に浸ることさ」と、一刀両断にしたいところだが、はたしてそう簡単に割り切っていいものかどうか・・。

というのも、「好きな音楽」は簡単にわかるとしても「好きなサウンド」というのが、どうもはっきりしない・・。


たとえば我が家の場合、5系統のスピーカーがあるがそれぞれに持ち味があって、すべて手放せないものばかり・・、つまり「好きなサウンド」って「八岐大蛇」(やまたのおろち)みたいなもので、恥ずかしながらいまだに焦点が定まっていない~(笑)。

言い換えると「好きなサウンドならいくらあってもいいよ」という開放主義者だが、これがもし人間相手なら多数の「妻妾同居」となってたいへんなことになるが、オーディオだから許される話。

もしかして、基本的な願望はそこに尽きるものの実現不可能だからせめてオーディオの分野でと・・、誤魔化しているのかもしれませんね(笑)。

で、このところ鬱蒼とした天気が続く中で、気が滅入って仕方がないので、何ら罪のないオーディオに八つ当たりしてみた(笑)。

久しぶりに「スーパー10」(英国:ワーフェデール)の登場である。


口径25cmのフルレンジで、ご覧の通り重量級の堂々たる「赤帯マグネット」の持ち主である。ちなみに、これまで「赤帯・・」を使ってハズレタことは一度もないので、我が家では極め付きの信頼のブランドである。

使い方としては、オーソドックスに箱に容れる手もあるのだが、このユニットにはネジ穴がピタリと当てはまる既存の「植木鉢」があるんですよねえ。

そこで・・、一丁上がり~。



後面開放の植木鉢に容れているので低音域が圧倒的に不利・・、そこで口径20cmのユニットを容れた箱で100ヘルツ以下を「サブウーファー」として補強してやろうという算段である。

実はこのユニットは購入以降「高音域」に物足りなさを感じていたのだが、「先日のブログ」に登載したように「プリアンプ」の真空管を取り換えたところ、高音域の透明感が一変したことだし、そしてパワーアンプも「LS7」シングルで、「高音域に向けて加速度がついたような伸び具合」(仲間談)だから、おそらく不安は一掃されるはずと踏んだ・・。

そして、見事に期待に応えてくれた。

強力なマグネットの持ち主が出すサウンドは音の立ち上がりと収束がメチャ早い、いわばスピードが抜群・・、あらゆる音楽ソースを過不足なく忠実に再生してくれるのだから言うことなし。箱を使っていないので「音が籠りにくい」という利点も当然ある。

これまで感じてきた高音域の透明感不足はアンプの責任だったんだなあ・・、これで、6番目のスピーカーの誕生となった。

そして、これにはもう一つのバリエーションがありまして~。

ちなみにバッハの曲目に「ゴールドベルク・バリエーション(変奏曲)」というのがあるが、不眠症の貴族のために一つの主題を手を変え品を変え変奏していく名曲だが、それに倣って「スーパー10バリエーション」といこう。


今度は「サブウーファー」を「ウェストミンスター」に代えて「200ヘルツ以下」を補強しようという算段である。

そして、ワクワクしながら耳を澄ますと・・。

何とまあ・・、たったの(?)200ヘルツ以下を大型スピーカーで補強しただけで音楽の表情ってこんなに変わるものかと唖然とした。

さあ~、どちらがより「好きなサウンド」になるのか、これから微に入り細にわたって耳を傾けながら、この鬱陶しい天気のもとで快適、快適と自分に言い聞かせるとしよう・・、アハハ(笑)。


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