「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

SPユニット転がし

2013年08月22日 | オーディオ談義

「何だ、またオーディオの話か」と、ガッカリされる向きもあるかと思うが(笑)、読書は別として目下の関心事はグッドマンの「AXIOM301」のオリジナル・エンクロージャーだけだから仕方がない。
               

オークションで幸運に恵まれて落札し、我が家にやってきたのが8日(木)で、すでに2週間ほど経っているが、時間がいくらあっても足りないほど関連作業で忙殺されている。ブログを書く時間さえ惜しいくらい(笑)。

初めに取り付けた「AXIOM301」も、とても「いい音」で鳴っていたのだが、これまで収集してきたフルレンジ用のSPユニットが数種類、手元にあるのでそれらをこのエンクロージャーに取り付けて鳴らしてみたい誘惑にはとても抗しきれない。

そこで、とうとう18日(日)になって朝から、取り付け用の補助バッフルづくりに取り掛かった。

先ずホームセンターに行き、厚さ1.2ミリの合板を10枚(5セット分:32センチ×32センチ)カットしてもらった。

それから駐車場に穴開け用のジグソー、ドリル・ドライバー、鋸などを持ち込んで作業開始。駐車場といっても、屋根はアクリル板なので太陽光線がギラギラと照りつけてメチャ暑いので扇風機は絶対の必需品。

汗まみれで作業していると、ご近所の方々が物珍しげに次々にやってきて「いったい何をやっているんですか?」

「はい、スピーカーユニットを取り付けるバッフルを作っています」

おそらく“ちんぷんかんぷん”だろうが、「熱中症にならないように気を付けてくださいよ」

「はい、ありがとうございます」。皆さん、口には出さねども、きっと、この家のご主人は「変わり型」と思われたに相違ない(笑)。

遂に5時間ほどかかって、ようやくお目当てのユニットたちを補助バッフルに取りつけた。我ながらうまくいったと思うほどの仕上がりぶり。

           

とりあえず4セット作ってみた。本命の「AXIOM80」は、これらを十分楽しんでから「真打の登場」として後日の愉しみにとっておくことにした。

ちなみに、写真でお分かりのとおりだが、ユニット名を挙げておくと、

上段左から、ナショナルの「ゲンコツ」、リチャードアレンの「ニューゴールデン8」、下段左からフォステクスの「SLEー20W」、アルテックの403A。

なお、補助バッフルが左右不整形なのは、エンクロージャー内部の既存のネットワークの部品の取り付け位置や高域ユニットを取り付けてあった穴を塞いだことにより、それらを避けるための“やむを得ない”措置。

どうせ、エンクロージャーはサランネットで目隠しされているので外部からは見えず、いっさい気にする必要はないのだが。

さあ、いよいよ日曜日の午後から試聴テスト開始~。

昨日(21日)まで、期待に胸を躍らせながらそれぞれのユニットをテストしてみた。

しかし、やみくもにテストというわけにもいかないので、事前に自分なりにささやかなポリシーを持つことにした。

「本格的なシステムはすでにJBLの3ウェイシステム、AXIOM80の2ウェイシステムがある。したがって、このシステムはレンジなどを重視したオーディオ的な音は狙わない。グッドマンのエンクロージャーにふさわしく典雅なブリティッシュ・サウンドを気軽に楽しめるようにしよう。」

その狙いからいくと、「リチャード・アレン」(イギリス)が面白そうで、次に来るのが国産の往年の名ユニットのナショナルの「ゲンコツ」、アルテックは典型的なアメリカン・サウンドだが、音の抜けの点では右に出るユニットはないのでこれも面白そう。

フォステクスはウーファー専用ユニットだが周波数帯域は5000ヘルツぐらいまでは行けるので、高音域のユニットとの組み合わせが必要となるのでこれはあくまでも参考用ユニット。手元に5セットあるので「使わないともったいない精神」があるのは言うまでもない。

次回ではこれらのSPユニットの試聴後の感想を述べてみるが、一言でいえばオーディオの愉しみは「SPユニット転がし」に尽きる!
     

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