「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーデイオにおける「見た目」の比重

2024年08月25日 | オーディオ談義

オーディオの楽しみって「人それぞれ」だろうが、我が家の場合は「できるだけ少ない経費で気に入った音を出す」のもその一つ・・、ツボに嵌ったときの快感はとても筆舌に尽くしがたい。

で、その最たるものといえばこのSPユニットに尽きる。

ネットオークションで調達した「無銘のユニット」(口径25cm)だが、実に格安(3000円)だった。しかも御覧の通り「アルニコマグネット」ですよ!



しばらく型番不明のままだったが、
メル友さんからご教示があり、デンオンの「VS-270Z」に使用されていたウーファー部分であることが判明。

そして、このウーファーの特徴は「コラーゲン振動版」を用いていることにあり、そ
の特徴はといえば、低域の深み」「優れた音響特性」「従来の振動板に比べて軽量耐久性が高い」だそう。

さらに、
ネットの「オーディオの足跡」で確認してみると、

「コーンには、動物の皮に特殊な化学処理を施し、コラーゲン繊維としてコーン紙に融合したものを採用しており、適度な内部抵抗を持たせる事で、ピークやディップの共振を抑えています。」

(「適度な内部抵抗」
・・、奥が深そうな言葉ですね!いろんな連想が広がります)

というわけで、今では我が家の6系統のSPの中でも中心的な地位を築いており、豊かな中低音域と繊細な高音域とのバランスがうまく調和しているつもり~、とても3000円の音とは思えない(笑)。



ただし・・、同ユニットを植木鉢にネジで固定するときに手が滑ってドライバーでエッジ部分を突き破ってしまった。補修した後がユニットの下部の白い部分で、もちろん同色系の茶色に塗る手もあるが、自分への戒めのためにそのままにしておくことにした。

ほら、徳川家康がまだ若かりし頃に猛将「武田信玄」が率いる軍勢に「三方ヶ原」で惨敗を喫した時に、正月に飾る3本の門松を斜めにそぎ落として後世への自分への戒めとしたのは有名な話。

家康にあやかるのは恐れ多いけどね・・(笑)。

というわけで「できるだけ少ない経費でオーディオを楽しむ」には「スピーカー弄り」に尽きるようですよ。

もちろん「俺は金持ちなのでコスパなんかどうでもいい」という方もいらっしゃるだろうが、「お金」という制約があるからこそ、より一層切実感が増して工夫に妙味が出てくると思うんだけどなあ。

そして、おそらく「スピーカーだけは専門業者に任せて手を出さないようにしている」という方が大半だろうが、非常にもったいない話です。少しでも儲けを多くしようとコストに妥協している業者ばかりだからね~。

(スピーカー弄りは)音の変化もいちばん大きいし、お薦めですぞ~。

とはいえ、「見た目」となると話は別・・、オーディオは視覚とは違って聴覚で勝負する分野なのだが「見た目」が占める比重はいったいどのくらいなんだろうか。

もちろん我が家ではそれは「問題外」だけど、それが実は「問題」なのかもしれないね~(笑)。


 
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