経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

実践できてこそ

2006年09月19日 | Weblog
「かねがね勉強の習慣がないせいか経営講習会に出ても、眠くなってだめなんですよ」
 「子供の頃から、難しいことだめで。第一、話がほとんど理解できないのです。横文字が多いし」
 「実行力がないのか、またやってもうまくできないのです」

 商人達の声である。
 本音かどうかはわからないが、みな自分のせいにしている、いい人たちだ。

 だが・・・・・・・。
眠るのならベッドがよい。時間つぶしなら落語の方がよい。講演は参加者の投資である。講演も経営支援・指導も企業の実績が上がってこそ評価されるもの。実行できそうもないこと、難しくわからないこと、お金が多大にかかること。こんな話を聞いて実行できるわけはない。

 実行できないことで自己嫌悪に陥ってはいけない。抽象的で実行できない話をする方がおかしい。わからない話をする方が、相手に話を合わせられない人だ。
 日本語があるのに、やたらに横文字を使うのは、そういうことを知っていることを誇りたいのではないか。

 ともかく、実践できてこその成果なのだ。 経営に関する講演にも、成果を求めるのは経営者として当然の姿勢だと思う。