赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

新刊・予告です。

2023-05-16 11:33:04 | その他

『AIマスクはいかがですか?』に続いて、六月末に発売予定の本の告知がネットにもでていました。

近刊検索デルタ:ひと箱本屋とひみつの友だち (honno.info)

↑もくじなどが見られます。よろしくお願いします。

小学校高学年の女子の友情物語。でも、ちょっとふつうでない形の出会いです。

ひと箱本屋というのは、最近はやっていてシェア本屋ともいう、ひと箱に自分のすきな本をいれて売る形式の古本屋さんのことです。

東京にもいくつかありますよね。

今回のイラストレーターさん、はらぐちあつこさんというのですが、とてもステキな絵を描いてくださいました。

雰囲気があって、色あいもきれいです。

今、デザイナーさんが最後のつめをしてくださっているところです。

ワクワクしながらまっています。

 

さて、今年は、バラがとてもよく咲きました。

うちの庭のばら、切って、かざってみました。

庭のピンクのバラも、冬はかれそうだったのに、息をふきかえしました。


『老人ホームで死ぬほどモテたい (新鋭短歌シリーズ) 』

2023-05-13 17:59:13 | その他

今、短歌がブームなんだそうです。百年に一度くらいのいきおいで、若い歌人の短歌が注目されているとか。

娘が短歌をやっていて、そういうことをいっているのです。

そういえば、国分寺の紀伊國屋でも短歌のコーナーができて、新しい歌人の本がならんでいます。

ブームの火付け役は、情熱大陸にも出ていた木下龍也さんあたりのようで、雑誌「ダビンチ」のコーナー「短歌をください」なんかが人気になったよう。

それで注目されている歌人のものを一冊読んで見ました。

これは、タイトルも刺激的。若いとがった感性がぎゅっとつまった、短歌です。

やさしいとかロマンとかいうより、少し心がざらっとするものもまじっています。でも、そういうものほど、後で思いかえし、自分をささえてくれたりもします。

ほかにも『水上バス浅草行き』岡本真帆 などもあるそうです。

どちらもわかりやすいか、っていうとそうでもないのですが。言葉選びのセンスがとても個性的。

それにしても、

ブームって不思議ですよね。

児童書では、ハリーポッターが出てからのファンタジーブームのいきおいがすごかった。でも、ブームがさった今、長編ファンタジーは、なかなか厳しい状態のようです。

今回の短歌ブーム、どのくらいふくらんでいくのでしょうか。


大塚国際美術館

2023-05-10 16:53:50 | その他

旅行の報告、二回目です。すみません、もう少しおつきあいください。

とにかく、すごくて、感動したので。

大塚国際美術館、陶版画で世界の名画を再現した美術館です。その数のおおさと迫力にあっとうされました。

入り口はこんな感じ。

長ーいエレベーターをのぼってはいります。地下三階、地上二階の美術館です。

天井までぎっしり描かれたシスティーナ礼拝堂です。すごい迫力です。

スクロヴェーニ礼拝堂です。本物は北イタリアにあるそうです。

 

 

最後の審判です。この部屋はこんでいたので、撮るのがななめになってしまいました。

ほかにも名画が山ほど。

わたしが気にいったのは、

クロード・モネの一品です。

 

旅行熱で、次はどこに行こうかなどと考えていますが、

さてさて、そろそろ仕事モードにならないと、と、思っています。

6月からは本多公民館の講座も始まるので、がんばらないと!


瀬戸内海、アートをめぐるたびに行ってきました!

2023-05-08 10:58:14 | その他

ゴールデンウィークの後半、旅行にいってきました。ずっとずっと行きたかったところです。

なので今日は旅の報告におつきあいください。

まず、倉敷の美観地区にある大原美術館。

ここは、原田マハさんの『楽園のキャンバス』を読んで、おもしろさに大感激して再訪したいと強く思っていたところです。

とにかく美術観賞が好きな方には、『楽園のキャンバス』はおすすめ。とてもおもしろいし、倉敷を訪れたくなります。

倉敷は晴れてました。

美観地区、古い街並み、アイビースクエアー、ともに最高。

飲んだビールがおいしかった。

 

二日目は、フェリーで直島へ。家プロジェクトや、ベネッセミュージィーアムを見てきました。

小さな島なのですが、とても人気があるようで、若い人たち、外国からの人が多かったのにおどろきました。

港にあった草間彌生の赤かぼちゃ。

 

これは台風でながされたことが話題の黄色カボチャ。堤防の先にあるので、流されやすいんでしょうね。

どこからも瀬戸内海がよく見える場所でとにかく気持ちがいいのです。

ただ、現代アートはよくわからないものも多かったですね。アートは奥深い。

そんな中、わたしが気に入ったのは、直島でなく本州宇野港にあったオブジェ

宇野のチヌ/宇野コチヌ

これは廃材でつくられたアートです。よく見ると、カップやキーボード、やかんにスコップ、いろんなものが魚の鱗になっています。

こっちは中がすべり台になっていて、口からはいって尾っぽからでられます。

カラフルだし、ひょうきんな顔がかわいらしく、青空と瀬戸内海の海とよくあっています。

瀬戸内国際芸術祭りでつくられて、残されたものらしいですよ。

 

今回はツアーで行きました。ほんとは「漂流郵便局」にも行きたかったのですが、ちょっと場所がはなれていて、残念。

次の瀬戸内国際芸術祭のときは、ぜひ、長い期間、まわって、そういうところにも行ってみたいです。

最後の日は大雨。

そんな中、大塚国際美術館にも行ったのですが、これはまたの機会にブログにアップしますので、よかったらおつきあいください。


麦野圭 新刊 『角が曲がったみつき二号』

2023-05-04 06:42:48 | その他

麦野圭さんが新刊をだされました。『角が曲がったみつき二号』文研出版からです。

三年生の充希は、ちょっと気が弱い男の子。五年生のおねえちゃんがいます。

家ではおとうさんがカブト虫をたくさんかっていて、充希もいっしょに世話をしますが、おねえちゃんはあまり好きではないみたい。

おとうさんから自分で世話をしてみたらといわれて飼ったカブト虫の幼虫にみつき二号と名前をつけます。成長を楽しみにしていたのですが、さなぎになるとつのが曲がっていて、友だちの勇馬くんから「こいつ、カブトになれないよ」っていわれてしまい、落ちこむのですが……。

カブト虫を飼うことをとおして、家族や友だちとの関係が静にかわっていく、あたたかい作品です。

カブト虫、クワガタ、今、子どもたちだけでなく大人にも人気ですよね。

ムシがにがてな子が増えていても、カブト虫とクワガタは別格みたいです。

麦野圭さんは、かぶと虫が好きで、家でも飼っていると聞きました。その好きがうまく物語にのっています。

とくにカブト虫の飼うやり方が、詳しく書かれています。

今はこうやって飼うのかって、勉強になりました。やはり好きなことを書くのっていいですよね。物語にいきおいがつきますから。

きっと、読んだ子も、自分で育ててみたいって思うでしょう。

 

そういえば、昔、うちでも、子どもたちがカブト虫やクワガタを飼っていたっけ。

逃げだしたカブト虫が夜、家の中を飛び回ったときは、こわかったなー(^_^;)

そんなことまで思いだして、ふふふって笑っちゃいました。