赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『老人ホームで死ぬほどモテたい (新鋭短歌シリーズ) 』

2023-05-13 17:59:13 | その他

今、短歌がブームなんだそうです。百年に一度くらいのいきおいで、若い歌人の短歌が注目されているとか。

娘が短歌をやっていて、そういうことをいっているのです。

そういえば、国分寺の紀伊國屋でも短歌のコーナーができて、新しい歌人の本がならんでいます。

ブームの火付け役は、情熱大陸にも出ていた木下龍也さんあたりのようで、雑誌「ダビンチ」のコーナー「短歌をください」なんかが人気になったよう。

それで注目されている歌人のものを一冊読んで見ました。

これは、タイトルも刺激的。若いとがった感性がぎゅっとつまった、短歌です。

やさしいとかロマンとかいうより、少し心がざらっとするものもまじっています。でも、そういうものほど、後で思いかえし、自分をささえてくれたりもします。

ほかにも『水上バス浅草行き』岡本真帆 などもあるそうです。

どちらもわかりやすいか、っていうとそうでもないのですが。言葉選びのセンスがとても個性的。

それにしても、

ブームって不思議ですよね。

児童書では、ハリーポッターが出てからのファンタジーブームのいきおいがすごかった。でも、ブームがさった今、長編ファンタジーは、なかなか厳しい状態のようです。

今回の短歌ブーム、どのくらいふくらんでいくのでしょうか。