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赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

映画、ベイマックス

2015-01-18 19:09:37 | その他
昨日、ちょっぴり時間があいたので、映画、「ベイマックス」を見ました。ディズニーすごい。絵がきれい。躍動感が半端なくすごいです。

介護ロボットの話。戦闘できないロボットなのですが、ストーリーの中では、戦闘ばかり。(^_^;)
キャラはたってるし、笑いどころもいっぱい。テンポもよければ、ラスト、しっかり泣ける話になっています。
ああーおもしろかったと言える作品。映画館でも、見てよかったねっと言い合ってる声がたくさん聞こえました。暗いニュースが多い中、ハッピーエンドっていいね!って思いました。

でも、どうしてかな? 一日たったらなんか忘れちゃっている。あまりにも、うまくできすぎていて、すうっと流れちゃった感じかな?

映画の中にでてくるロボットバトル、おこなわれる時代、もう、すぐそこまできているような気がしました。ロボコンも毎年グレードがアップしています。
でも、ロボットが介護するのは、現実問題を考えると、まだまだ、むずかしいかな。アクシデントに対応することが、できにくいから。
つまり、介護ってバトルより、ずっと複雑でむずかしいんだね。戦うより、いたわるほうが人間的で、プログラムできずらい行為なのでしょう。それってちょっといいよね。


でも、わたしは映画は、すごーくひさびさ。映画館に行ったのは、アナ雪以来です。
一度いくと、また生きたくなるのが映画。次は「ビッグアイズ」が見たくなりました。

↓は寒い中咲いている、我が家のシクラメンです。



直木賞 おめでとう

2015-01-16 08:00:17 | その他
直木賞の決定のニュースが昨夜、ながれてきました。西加奈子さん、おめでとうございます。西さんが時々、テレビにでて話している自然体の態度がとても感じよく、応援してたので、うれしいです。

なんか、この頃、いやなニュースが多かった。コンビニの食品にいたずらする投稿やストーカー殺人。暗くなってしまいます。ハッピーエンドが多いという西加奈子さんの作品、まだ、読んでないものがたくさんあります。今度、時間があったらぜひ、読もうと思いました。

これも暗い話のひとつに入ってしまうのかもしれませんが、妖怪アパートで人気の香月日輪さんが亡くなられていたのですね。先日、編集者さんとお話する機会があって、その時に知りました。昨年の暮れで、まだ若い51歳としって余計に、びっくりしました。

香月さんは、わたしが同人誌『ももたろう』を始めた頃、デビュー。『地獄堂霊界通信』で児童文学者協会の新人賞をとられました。大阪に住まわれているせいか、お会いしたことはないのですが、ヒットをとばされる折々に読んできました。
とくに、新人賞の地獄堂は絵もキョーレツだった印象が。
これが、1994年出版です。
今だとそうでもないですが、20年前にこのタイトルに絵、なかなか刺激的です。編集者さんもがんばったよね。

タイトルは刺激的でも、香月さんの書く妖怪はどこかほのぼのしています。そして作品にでてくる食べ物は、とてもおいしそう。
和歌山県生まれということですが、自然の豊かさを表現するのもじょうずな方だと思っていました。
また、児文協にも近年入られ、会報にも快く書いてくださりました。

人気がある作家さんで、ファンは大人にまでひろがっています。
まだまだ書きたかっただろうに、ご冥福をお祈りします。


石川純子さん おめでとう☆

2015-01-12 16:12:02 | その他
今日はひざしが明るい!と思ったら、なにやら花粉の気配が。寒いけれど、春は近づいています。春はいいけど、花粉症はね~~。

さて、アンデルセンメルヘン大賞以来の友だちづきあいをしてる石川純子さんが、今回、のじぎく文芸賞の童話部門で、最優秀賞をとられました。ご本人は小さな公募だと謙遜されますが、最優秀となるのは、なかなかなれません。それに、介護にご自分の体のことなど、苦労の多い年にチャレンジされてとられた賞だということに、大きな意義があると思います。わたしもはげまされました。

最近は季節風にもはいられて、投稿されているそうです。

また、拙著『犬をかうまえに』が紹介されました。雑誌・灯台2月号のほのぼの図書室のページ、新刊紹介です。漆原智良先生、ありがとうございます。

お正月からマンガ『寄生獣』を読んでいます。娘のラムネが復刻版を買ってきて、ころがしておくから、かたずけがてら、めくっていったら、けっこうおもしろい。残酷で荒唐無稽なのですが、それでも寄生獣の生体がよく考えられてなく、どうなっていくんだろうとページをめくってしまいます。

レトロな絵とコマ割で、少ないセリフでストーリーをすすめていきます。ドラマ感をあおりたてるようなところがなく、淡々としたところがかえってこわい! まだ、半分までしか読んでいないので、最後まで読み進めようと思っています。

鬼ヶ島通信フェア 丸善・丸の内本店

2015-01-08 21:15:25 | その他
今日は、都内にでる用事があったので、ついでに東京駅オアゾにある本屋、丸善に行ってきました。鬼ヶ島通信フェアが開催されているからです。
鬼ヶ島通信は、昨年暮れ50+14号をだしたばかり。子どもの本の冒険と遊びの場になればとでている同人誌でたくさんの名作が、ここから生まれました。

   

関連の作家として、わたしの『がむしゃら落語』もかざってもらえました。

ももたろうからは、山本悦子さんの本もかざられています。新人の登竜門としてもうけられた、ももたろうコーナーに入選した関係からですが、先生方の配慮がうれしかったです。

なつかしかったのは、村上勉先生の表紙のバックナンバー(33号から38号くらい)も売られていたこと。
今、同人のメンバーが、ももたろうコーナーの入選作品としてでていたりします。特集も山中恒さんと佐藤さとるさんの対談など、ここだけしか見られないものもあって、おもしろいです。わたしは、何度もめくった巻があり、思い出深くて、しみじみ見てしまいました。
でも、残りわずか。早いものがちでしょう。

鬼ヶ島通信は、新人のための投稿コーナー「鬼の創作道場」もあります。各作品に選考委員のコメントがつくのは、鬼ヶ島だけですよ! すごいことです。だって、野上暁をはじめ、末吉暁子、柏葉幸子、那須田淳他、1線で活躍されている編集者も読んでくれるのです。(詳しくは鬼ヶ島通信ホームページへ)
子どもの本に興味がある方、どうぞ、購読してください。

さて、話はかわって友人が教えてくれました。
明日の金曜日 すずらん本屋堂に、上橋菜穂子さんが出演されるそうです!!
すかさずビデオにとりました。ファンの方は、ぜひ、チェックを。

お正月に読んだ本

2015-01-06 08:29:10 | その他
仕事始め、娘は「ああーー、お正月も終わっちゃった」といって、体をひきずるように出て行きました。
娘が話し相手をしてくれたので、わたしも、ちょっぴりさびしい気分です。
そんなお正月、本はたくさん読みました。

まず、安東みきえさんの新刊『ゆめみの駅 遺失物係』ポプラ社 です。


美しい物語です。まず、お話をなくしてしまって、それを遺失物係に探しに行くという発想がさえている!そして、そのお話たちがていねいにねりあげてあり、胸にひびきます。月曜日から日曜日まで七つのお話。さて、主人公はなくしたお話を見つけられたでしょうか?
言葉の美しさに、うっとりする作品たち。中学生から十分楽しめるでしょうが、深い内容は、経験をつんだ大人にこそ読んでもらいたいと思いました。

次に、読んだのは、ずっと読もうと思ってたのに、読めずにいた作品、『チョコレート・アンダーグラウンド』です。
健全健康党が政権をとって、チョコが禁止になってしまいます。なぜ政権をとったかというと、みんな選挙にいってもなにも変わらないと思って棄権したから。
そして、チョコ好きの主人公は友人とともに、チョコの密売を始めます。地下チョコバーです。暗号をいって、あっている人にだて、チョコを売ります。うまくいっていた矢先……。

ハラハラドキドキ、風刺もきいていて、物語のおもしろさがぎゅっとつまった一冊。何年も前にでた作品ですが、今読んでも新しいです。何人もの人がベスト児童書としてあげているのがわかります。

また、なかがわちひろの『まほろ姫とブッキラ山の大テング』偕成社 もおもしろかった。
児童書らしい児童書。ファンタジーってこういうものよっていわれた気がしました。
ふっくらふくらんだ、やきたてパンのような味わいの作品です。

世の中、おもしろい作品はたくさんあるんだなーーと実感したお正月でした!