赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

震災を書く

2011-10-29 09:51:49 | 日記
新刊を送ってもらいました。同じ国分寺の作家『タンポポ あの日を わすれないで』光丘真理文、山本省三絵 文研出版です。光丘さんは、仙台出身で、あの大震災の日も、仙台で取材をされていたそうです。
この絵本は、何度も被災地をおとずれた光丘さんならではの視点でかかれています。そして、悲しみをあおったり、誇張させたりせず、その子の身になって、等身大で書かれている点がいいと思います。そういう意味で、光丘真理という作家は、ドキュメンタリーが書ける作家なんだと思いました。山本さんの絵の明るさも、作品世界をひきたてています。



震災について、10月28日の朝日新聞の「放射能を物語る」という記事が大変興味深かったです。川上弘美、萩尾望都、原発事故と正面から向き合う作品を発表した両氏がその心中を語っています。どちらの言葉にも力があり、胸をうたれました。
作品、読んでみたいと思いました。

同じ朝日新聞ですが、夕刊で糸井重里さんが、自分のホームページ、ほほ日刊イトイ新聞で、3.11の日に何を発信するか悩んだと打ち明けている文を見つけました。そして、糸井重里さんは、気仙沼に事務所を設立されたそうです。その行動力に頭がさがります。


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