赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

国分寺第五中学校 公開授業 ビブリオバトル

2018-09-22 19:15:03 | その他
今日は、粕谷さんに誘っていただいて、国分寺第五中学校のビブリオバトルを見てきました。これがすごくよかったです。
 
クラスの班ごとの予選から学年へと勝ち上がったバトラーの、今日は決勝戦。

一年から三年、六名のバトラーが、体育館で、全校生徒と保護者数十人と先生があつまる前で、本を紹介します。そして、よかった本に投票しました。


舞台には、美術部がかいた看板がかざられています。
ビブリオバトルは、図書委員の寸劇から始まりました。

バトラーははきはきして楽しそう。質問も沢山で増した。やらされている感がまるでなく、とても楽しんでやっているようすです。

グランドチャンプ本は米澤穂信『インシテミル』となりました。なんと、殺し合うという物騒な内容ですが、紹介、うまかったです。
米澤穂信は、中学生ビブリオバトルでは常連の作家です。わたしはまだ、読んだことがないので、今度読んでみようと思いました。


図書室も見学させてもらいました。司書のMさんはとてもアイディアがすばらしく、飾り付けから図書のCM、あの手この手で図書室に生徒さんを呼ぶ工夫をされています。

見てください。このきれいな棚を!

また、スタンプラリーをしたり、ビンゴをしたり、図書館をおばけやしきにしたり。図書室に来るのが楽しくなるようなしかけをしています。

10月、ハロウィーンでは、こんなかわいいしおりがもらえるとか。図書委員たちの手作りなんですって!わたしも行きたい!


このMさんと先生たちで読書カフェをして、まとめもつくっておしゃれな壁新聞にしていました。

『演芸少年』『カラフル』『穴』など、指定の本を読んで、感想をまとめてありました。紹介できないで残念。とてもよく書いてありました。

また、先生がおすすめする本というコーナーだと、学校中の先生がおすすめの理由をかいた小さな紙がはってありました。そのコーナー、たくさん貸し出しになっていました。貸し出しになると、ただいま貸し出し中ですといって、本の名前だけ書いた本のかわりがたてかけられます。この本、貸し出し中だってすぐにわかります。

こんな風に学校が図書に理解があるなんて、うれしいですね。
わたしが書いた『なみきビブリオバトルストーリー』にクルミンという人気の司書さんが登場しますが、Mさんはそのクルミンのようでしたよ。

国分寺は5中だけでなく、どの学校の司書さんも工夫され、とてもがんばっているようです。本をたくさん読んでいる地域です。また、いろんな図書室を見学したいと思いました。

本が読まれなくなったという話ばかりがささやかれていますが、そんな中、こんな風に本の普及に努めている人もいることがわかり、とても有意義でいい気分の一日でした。

五中の方々、ありがとうございます(*^_^*) これからも、がんばってください。


この記事についてブログを書く
« 『風がはこんだ物語』ジル・... | トップ | 「児童文学・21世紀を読む」 »
最新の画像もっと見る

その他」カテゴリの最新記事