西沢杏子さんの新刊がでました。とてもかわいらしく目をひく表紙です!
主人公、陶子の亡くなったおじいちゃんは俳句が好き。そのせいでこの作品の中に、俳句がたくさんでてきます。
その俳句が子どもらしくて、とてもいいのです。西沢さんは本来詩人でいらっしゃるので、その詩心が短い俳句の中にもあらわれているんでしょうね。
木のぼりしたり、ブロック塀の上を歩いたりする元気な展開を読みながら、西沢さんは、もしかして子どものころ、おてんばだったのかなって思ったりもしました。
俳句をつくってみたくなる作品です。
また、西沢さんらしく、木の名前や知識がさりげなくでてくるところもすてきです。
西沢さんのブログ、虫の落とし文も続いています。いつも虫や鳥、自然の話題にあふれていますよ。
これもほんとうに長く続いています。虫の写真のデータもすごい量。貴重な資料ですよね。
いつも写真がきれいで感心しています。