とうとう終わってしまいました。出版業界、とくにマンガの世界の内情を描くお仕事マンガ。20巻が最終巻。11年で完結です。
「ばばあ、さわるな」と暴言をはいていた中田伯くんも、すてきな人気作家になりました。
今回は、一番感動したのは、サイン会に沼田さんが出てきてことですね。また、「幸せになったら、おもしろいマンガは書けない?」って、最後に師匠に聞くところでしょうか。沼田さんが出てきていたあたりの話が、わたしはとても身につまされて好きでした。きっと、作家の方も沼田さんのこと、気にしていたんですね。
それにしても11年の間に、出版の世界はとてもかわりました。重版出来も最初は紙の本が中心で、本屋さんが売れる本をどの場所に置くか、なんでことを書いていました。でも、どんどん変わって、デジタルの世界へ。あれよ、あれよと、世界同時配信へと。
でも、編集者が作家をアシストする方法は、あまり変わってないような気もします。少なくとも重版出来の中では。
追いかけて読んでいた身としては、終わってしまって、とてもさびしいです。
最初、このマンガを読んだのは、令丈さんが、「おもしろいよ」と書いていたから。そして、一巻読んで、すごくおもしろくて・・・・。
放した象が(←あとがきを読めばわかる)いつまでも元気でいてくれますように。
「幸せ