赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『さくら坂』千葉朋代

2016-09-26 08:18:04 | その他
やっと日曜日、青空が見られました。
『さくら坂』千葉朋代 小峰書店を読みました。

これは、長編児童文学新人賞、入選作品です、
今度、10月1日、季節風の出版お祝い会があります。この『さくら坂』と『まんぷく寺でまっています』高田由紀子さんのデビューのお祝い。わたしは、高田さん声をかけてもらい、行かせてもらいます。
せっかくなので、千葉さんの作品も読んで行こうと思って、読みました。

なかなか重い内容だと聞いていたので、どうかなっと思っていたのですが、ページをめくると、全体をおおう明るさとテンポのよさと、主人公はこの重たい事態とどう向き合っていくのかという興味とで、ぐいぐいと一気に最後まで読んでしまいました。

きっと読まれた方、自分が健康であることをかみしめ、前を向こうという気持ちになると思います。
むずかしい病気と向き合う気持ちの描写、看護婦をされていたという経歴がいきていますね。
また、文章がうまい。きっと、何度も書き直しされ、整えられたのでしょう。

わたし自身の子育ては、病気とのたたかいで、たくさんの病院に検査に行ったことがあります。いろいろな医師にあいましたが、ここに出てくる先生はほんと、あったかいですね。こんな方に会いたかったっと心から思いました。

なぜ、このタイトル、と思ったので、ご本人に合ったら、聞いてみましょう。でも、できごとを特定しないでイメージを広げていく、幅広くとれる、いいタイトルだと思います。装画も、淡い墨絵のような絵で、静かできれいです。平澤朋子さんのセンスに驚きました。そうですね。坂を登っていくようですね。人生は・・・。

さて、晴れた日曜日。いつものお散歩。

彼岸花もこんなに咲いていました。
雨が多いので、不気味なキノコも。

カマキリもお散歩していました。

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