オリンピック真っ最中ですが、那須さんを忍んで作品を読んでみました。
朝日新聞の、辻村深月さんの寄稿(7月30日)がとてもよかったので、そこで紹介された作品を読んでみました。
1988年の出版。わたしがデビューをする10年前の作品。これがおもしろい。
いろんなことを考えました。社会背景が今より自由。文化祭(学芸会)で消化器をふりまわしちゃうのだから。
でも、そのはちゃめちゃを書いたから、子どもに人気だったんでしょうね。
文化祭の劇の台本を近所に住んでいる童話作家にたのむハチベエ。けど、子どもたちはもっとおもしろくしようと自分たちであれこれ考えて、まったく別の劇をつくりあげてしまいます。
でも、その劇をみた、童話作家はカンカン。
その童話作家に最後、担任の先生がいう言葉が身にしみます。
わたしも、童話作家のかたすみにいるのだから、自分をかえりみました。
那須さんは、子どもの力を信じていたんだなっと。今、そういう作品、少ないんじゃないかな。
きっと児文協の日本児童文学でも追悼号をだすと思いますが、どういう切り口でするか、楽しみです。
さて、今日は、ZOOMで取材をうけます。新しい作品『ぼくらのスクープ』についてです。
この頃、家にいることが多いから、ちゃんとしゃべれるかな。
でも、自分の作品を読んでくれた人と話せるのは、すごく光栄だし、うれしいです。