赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

ミュージカル『ビリーエリオット リトルダンサー』

2017-07-29 08:14:52 | その他
今週、某日、友だちたちと連れだって、ミュージカルを見てきました。
ビリーエリオット リトルダンサー 赤坂ACTシアターでやっています。音楽はエルトンジョンの話題作。


会場にはたくさんの花束が


閉鎖にむかっていくイギリスの炭鉱町。
ビリーはふとしたきっかけでバレエをやるようになりますが、おとうさんは大反対。けど、ビリーはやめません。こっそり練習を重ね、オーディションに夢をたくしたいと思います。おかまがすることだと大反対をしていた炭鉱町のいかつい男たちですが、だんだん応援をするようになって、そして・・・・・・。

見所は子役の踊り。また歌。踊りは、だんだん自分を解放していって、時に激しく、時に体が宙を舞う場面も折り込んで、魅力を十分につたえてくれました。見に行った友だちたちも、いじらしくて涙が出たといいましたが、わたしもそう。

ーーバレエにはふたつの要素が必要なの。まずは、テクニカル。もうひとつは表現するもの。あなたがあなただってわかるものをひとつ、持ってきて。

バレエコーチの人がいいます。これは文学の創作にもいえているところでしょう。

ーーあなたは、一年かけてわたしが教えたことを忘れるの。そして新しいバレエをすりこんでいきなさい。過去をふりかえってはだめ。前にすすむのよ。(うろ覚えです)

最後、バレエコーチの人はこういってつきはなします。

ーーあたしがどんなにおちぶれたコーチだったか、あなたはこれからいやというほどわかるわ。

オーディションでえらばれた子役たちをさらに育て、そこから5人選んで鍛えあげたそうです。見事な踊り。リトルダンサーを地でいくようだったでしょうね。テクニカルだけでなく、なにかをもっている子。ウーン。ハードル高そう。


途中、大人の男性のダンサーとふたりで踊る場面もあり、踊りの表現の魅了をたっぷり楽しめました。
閉鎖直前の炭鉱町の闇も描きつつ、くすっと笑う場面もおりまぜられており、まったく飽きない演出でした。

最近のミュージカルってすごい。
けど、役者は大変だぁ~~。