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赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

長編児童文学新人賞・発表

2025-05-17 10:00:41 | その他

先週発売の日本児童文学5月6月号で、長編児童文学新人賞の発表をしました。

選評も短いですが、書きました。

今回、やっと入選がでたんです。受賞の好美松さん、おめでとうございます。

本になりますね。

何度も最終選考にのこっていて、やっとですよね。

「注射をもってあの島へ」は、病気をテーマにした長編で、病気を患いながら前向きに生きようとする主人公がとてもよく書けていました。

おかあさんのことも。ご家族のどなたかにこの病気の方がいるのかと思いながら読みました。

受賞の言葉によると、娘さんだったんですね。

うちの娘がいろいろあるもので、共感を持って読みましたが、最後の終わり方とかまだ考えてほしいとも思いました。

物語のラスト、むずかしいですよね。

わたしも今、次にでる作品のラストで、なやんでいます。いっぱいなやんだほうが、いい作品になります。ホントですよ。

だから、そこでのねばりが必要。

そして、今回、残念だった方、ぜひ、来年もチャレンジしてください。

好美松さんも、何回もチャレンジしていましたから。だめだったことは考えず、次、次とすすんでください。

さて、そのほかにも子どもの本の一年のまとめの号で、そうそう、と思ったり、そうかなって首をひねったり、この本を読もうと思ったりしながらページをめくりました。

子どもの本の作家に興味が有る人は、必読の一冊です。


文学フリマ 東京40 行ってきました!

2025-05-12 09:35:20 | その他

東京ビックサイトに向かう人、人、人。

もう、国際展示場駅についたところから、わたしは熱気に驚いています。こんな天気のいい五月晴れに、みんな本当に文学フリマに行くのだろうかと。

それも若い人がとても多いです。

わたしが向かったのは、会場からだいぶたったころでしたが、人の波はとぎれません。

 今年の看板 読書で私をデザインする。っていいキャッチですよね。

デザインってところが、「今」だなって思いました。

会場の中は、この人です。2746出店・3191ブースって、今までで一番多いそうです。

日本児童文学者協会のブースは、き47-48 これが二階。一階もこのくらい集まっています。

 日本児童文学者協会のブース。

垂れ幕が目立っています。みなさんが準備にがんばってくれたおかげです。

開始から10分で、機関誌八冊が売れました。その方々は、ネットでチェックして買いにきてくれたようです。

そのほか、機関誌は予定以上、売れました。チラシも配り終えて、いろんな人に「日本児童文学」の存在を知っていただけたと思います。

チラシをつくったのは、成功でした。チラシならうけとってくれるから。

わたしが買ったのは、下記の二冊。え、けちだって。そうねえ、重いからね。

秋雨は、長谷川まりるさんとやまとそらさんの合同の同人誌。

あと、『今日にかぎって』は、樺島ざくろさんのデビュー作。日産のグランプリなんてすごいです。

サインもしてもらいました。

内容もおもしろかったですよ。文章がうまくて、主人公の気持ちの変化がじょうずにすくいとられています。

樺島さんは、ご自分のブースもだしていて、創作教室のお友だちがたくさん集まっていました。

創作教室のネットワークってすごい。

そのほか、豆本とかしかけ絵本とか、よしもとの芸人たちのブースとか、盛りだくさん。

どのブースも飾り付けも工夫。おいてる本も、装丁にこっていたり、目立つタイトルにしてあったりと、個性的。

たくさん購入されている人もいました。

わたしが見た印象だと、ネットでつながっている人が、この文学フリマにリアルに会いにくるってケースも多いような気がしました。

ただ、まあ、体力のないわたしにとっては、ビックサイト、ちょっと遠かったです。

今回、組織部でやりましたが、とても優秀な若手のみなみなさんが全部、取り仕切ってくれました。

ありがとうございました。


日曜日は文学フリマ東京40

2025-05-09 08:50:54 | その他

今週の日曜日は文学フリマです。組織部で機関誌を売るのですが、部員の山崎道子さんが発送をしてくれました。

 

少しでも目立つように、大きな垂れ幕もつくってくれました。

 もう、ほんとうによくやってくれます!!

また、文学フリマへは、小川メイさんを始め、組織部の若手ががんばって準備し、売り子もやってくれます。たのもしいです。

わたしも応援に向かわなければとチケットを買いました。

ぜひぜひ、みなさんもお暇ならふらっと遊びにきてください。

本が売れない今、これだけの人が自分の作品を売ろうとしているってことがわかりますよ。

わたしもWEBカタログ出展者リストを見てみました。SFとかラノベとか詩、俳句、短歌など、分野ごとにわかれています。

文学フリマ東京40 参加確定出店者リスト - 文学フリマWebカタログ+エントリー

でも、みんな名前が若々しくて、一般社団法人、日本児童文学 なんて堅い名前はうちらだけのようです。

反対に目立ってくれればいいんだけど。

すごい人手で、開始直後は並ばないと入れないようです。わたしもスニーカーで行こうと思います。

場所は東京ビックサイト 

児文協の場所は、き47ー48 です。


西沢杏子さんが紹介してくれました

2025-05-07 11:49:09 | その他

5月になりました。月刊絵本の発売の月です。

西沢杏子さんがホームページで紹介してくれました。

かわいいシジュウカラがでてくる絵本です。

西沢さんのホームページ 『虫のおとし文』 虫の内容がすごい。長いこと、これを続けていらっしゃって、それも尊敬しちゃいますよね。

虫と詩に興味がある方はぜひ、見てください。

シジュウカラといえば、言葉をかわしていると今、ちょっと話題。

『僕には鳥の言葉がわかる』という本がベストセラーになっています。みなさんのレビューがとてもいいので、これを機に読んでみようかと思っています。

読めたら、また、ここで紹介しますね。


協会三賞、決定! 長編児童文学新人賞も入選者発表

2025-05-03 07:45:20 | その他

日本児童文学者協会の協会賞など三賞がきまりました。

今年の協会賞はいとうみくさんです。おめでとうございます。

いとうみくさんは、俳句の会でいっしょだったり、(俳句はこの頃、いそがしくて参加されてませんが)、読書会でいっしょだったりと、ちょっとしたつながりがあります。

昨年、この本を読んだとき、さすがの展開だと思い、この本は賞をとるだろうなと思いました。

後出しでいっても、なんか……ですが。

新人賞は、『ロボットのたまごをひろったら』(ポプラ社) 奈雅月 ありす です。

この作品、店頭で見て、おもしろそうなタイトルに即買いしました。一軍とか二軍とかクラスでいいあうなんて、せつないなと思いながら、現実なんですよね。

大人の言葉が子どもたちにも影響しますよね。読後感もよくて、楽しい作品だったと思いました。

あと、詩集も新人賞になりました。詳しくは児文協のホームページをみてください。日本児童文学者協会 - 日本児童文学者協会は、児童文学の作家、詩人、翻訳家、評論家、研究者などで構成されている文学運動団体です。

 

そして、長編児童文学新人賞も入選者を発表しました。おめでとうございます。

入選 「注射をもってあの島へ」 好美 松
佳作 「もじ屋のねこ」 さかね みちこ

審査員として、選考に参加しました。

今回、入選者の 好美 松さんは、何度も最終選考に残りあと一歩でした。今年、とうとうつかみましたね。

これからの活躍を期待しています。

また、佳作の作品も、わたしはなかなかおもしろいと思いました。ただ、ラストが残念。ぜひ、また、チャレンジしてください。

 

春、いろんなものが動きだしますね。

わたしも、老体にムチうって、あともう一冊とがんばっています。

今年は、これから二冊、出版の予定はあります。あとはわたしがしあげをどうするか