JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

果たして高周波技術者の受難の時は

2015-08-28 20:32:07 | 無線
 どうもDXのコンディションは磁気嵐もあり芳しくあ
りません。DX関連のブログネタも少なくなってきます。
 今日の表題、高周波の技術屋さんの受難の時がじわ
りじわりと近づいてきているような気がします。
 SDRがアマチュア無線界に姿を現してすでに数年過
ぎています。国外ではWのFlexをはじめSDRのTRXが製
品化され販売されています。
 受信だけだとこれはもうかなりの数の機種が手に入
ります。
 今回主要機器メーカーでは初めてダイレクトコンバ
ージョウン方式のIC-7300が出てきました。
 なんといってもメリットは回路を構成する部品数が
格段に少ない。またコリンズタイプに代表されるヘテ
ロダインが必要ない。宿命であったヘテロダインノイ
ズの心配、高調波対策もいらないという有利さがあり
ます。
 これまでTRXの受信部については主要メーカーはAF,
つぎにIFとプログラムで処理する技術を提供してくれ
ました。
 あれほどありがたかったコリンズのメカフィル、
INRADのメカフィルが今では必要なく、プログラミング
で済まされてきました。
 あとは高周波のみが残るわけです
 すべてはプログラミングの差がこれからものをいう
時代になりそうです。
 いまでもその道の技術者に言わせるとICOMと比較す
るとYAESUはことプログラミングにおいては落ちると
いいます。
 となるとこれまで高周波の回路技術を研鑽してきた
メーカの高周波技術者がいらなくなる時代がくるとい
うことでしょうか。
 といってもプログラマーが高周波のことがわかって
いるかというとこれまた数は少ないことでしょう。
 これから一時はこの両者がいてはじめて製品化とい
うことになるでしょうから、高周波技術者が即失業と
いうことはないでしょう。
 次世代のTRXはもうあんな大きな機械でなくても十分
という時代がすぐそこまで来ているように思います。
 もう少し長生きすると驚くような機器が提供される
かもしれません。 もうちょっと待ってみよう。
 楽しみです。

 
コメント