ワイドレンズのひずみ補正

　新しくミラーレスの一眼レフカメラSonyのNEX-5R
を使い出して軽くて重宝しております。
　CCDが大きいだけにコンデジに比べると後処理でも
画質の劣化が目立たなくいいです。
　先日の九州DXer'sミーティングの際集合写真をホ
テルのスタッフさんにお願いして写してもらいまし
た。
　レンズをワイドで使うと１６mmですから結構近く
からでも広く撮影できました。
　しかしワイドレンズの宿命で写真の両サイドが横
に広がり、写っている皆さんの顔もワイドになって
しまいます。

これを何とか補正したいと、あれこれソフトを検討
してみました。
　ワイドレンズで高い建物などを撮影すると、建物
の上のほうがぐーっと中側によってしまいます。
　これを補正する遠近補正という機能がソフトにあ
ります。
　この遠近補正を使って、集合写真の背後の壁の垂
直が左に傾いているのを垂直に補正してみた結果が

この写真で人物の顔の横方向の広がりも修正されて
います。
　デジタル写真の便利なところです。
　むかしフィルム写真の時代は「あおり」撮影とい
う方法で建築物の写真を撮影して、建物の垂直を保
って写す方法がありましたが、そのためにはジャバ
ラを使ったレンズが必要でした。
　撮影後にソフトでいかようにも加工できるデジタル
写真は便利にはなりましたが、写真の真実性という
ことからするとまったく信用できなくなったのも事実
です。