waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

一昨日のエスカレーターの事故

2017-07-12 17:45:23 | 移動円滑=バリアフリー
今月10日、四国の方のショッピングセンターの建物内で、車いすに関わる事故がありました。
すでに報じられていますので、その内容を受けて書きます。


状況としては車いすの方と介助の付き添いの方が使用されたようです。その後方に今回の事故で犠牲になられた方がいたようであります。

鉄道駅のほとんどのエスカレーターは、一般の方の利用を一時制限し、装置を車いすモード、つまり、床を若干、広くした状態で車いすの方と介助の方を乗せるかたちで利用できるようになっていると思います。

今回の事故は無理にエスカレーターを使用されたこと。もし、そのエスカレーターが車いすモードの装置がないとしたら、エレベーターが利用できない事態に備えた対応が十分でないと考えられます。

また、このショッピングセンターにはエレベーターの案内掲示が限られていた点も。これは昨年11月に一部竣工した千葉駅の新しい駅ビルと同じです。


来年の通常国会で、3年後のオリンピック・パラリンピックをひかえてのバリアフリー法の改正案がでる予定。
あらためて、バリアフリーに欠かせない施設の検証や点検が必要に思います。
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三浦海岸駅で

2016-10-25 02:02:49 | 移動円滑=バリアフリー


こんばんわ。

昨日は神奈川県の京浜急行の三浦海岸駅へ。
京急独自のあらたなホームドア、


どこでもドア


の試験運用がはじまったので、現地にいきました。

車両の扉の数で、開閉するホームドアが調整できるのが特徴。
2扉の列車であれば2箇所が、3扉の列車であれば3箇所が開閉します。

実際に確認をして。
運用に問題がなければ、設置をしていくそうですが、京急の駅には適用したものだと思います。
私の地元の房総方面の駅にはなじまないように思います。

京急は羽田空港国際ターミナル駅のみ、ホームドアがあり、それ以外の駅はないです。

ホームドアは視覚障害の方だけでなく、幼児のお子さんの安全対策には必要であります。
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千葉の福祉のまちづくりと

2016-06-30 19:29:08 | 移動円滑=バリアフリー
この一ヶ月、千葉県庁の4つの部署に問い合わせをしましたが、そのうち、健康福祉指導課とのやりとりを。

この部署は千葉県福祉のまちづくり条例を受け持ち、福祉からのバリアフリーを管轄としています。

今年から長野県で、信州パーキング・パーミット制度が始まりました。
いわゆる、介助が必要な方の駐車場の利用する側と受け入れる側の双方を登録し、円滑して利用ができるようにするもの。
長野県以外の自治体で、類似の制度がある箇所でも、長野の方々が、また、逆の場合でも双方の利用はできます。

これについて、千葉県庁の健康福祉指導課にうかがいました。
千葉県では、長野県のような制度はないが、導入も含め検討はすること。
千葉県福祉のまちづくり条例を通じ、介助が必要な方の駐車スペースについての理解と啓発は取り組んでいくこと。

以上の話がありました。


実は今日は木更津市内のイオンモール木更津に行きましたが、業者側で独自に、事前登録制の駐車場があるのを見つけました。
手続きはどのようになっているかまでは確認しませんでしたが、民間レベルで信州パーキング・パーミットと同じことをしているのであれば、行政側もそれを支える取り組みが必要に思います。
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18日の小林駅のことで

2014-11-27 15:08:23 | 移動円滑=バリアフリー
今月18日に監督官庁と千葉県庁障害福祉課へ、JR成田線小林駅について、申し入れを送りました。
それにたいして、一昨日、千葉県障害福祉課より連絡が。

今回とりあげた小林駅のことも含め、千葉県障害者条例に関わることは、一度、もよりの出先機関へ電話で伝えてほしいという


内容が。


しかし、当方はことの重大性、今回はエレベーターが改札の中にあって、外にはない状態での新駅舎暫定使用は、車椅子の方が最初から利用ができないものであり、配慮にかけることを、千葉県側は理解をしてほしいことをつたえたつもりです。

知事が堂本さんから森田氏に代わり、あきらかに千葉県における障害福祉の問題は停滞をしている。

もしこのようなケースを放置するようなことであれば、千葉県内の鉄道駅の建物工事において、あらぬ、前例になりかねないです。
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11月18日申し入れ

2014-11-18 05:18:00 | 移動円滑=バリアフリー


さきほど、以下の申し入れを送りましたので公開をします。



国土交通省関東運輸局鉄道部監理課
千葉県健康福祉部障害福祉課
各みなさまへ


東日本旅客鉄道千葉支社について申し上げます。


成田線小林駅について
添付の写真は昨日撮影の千葉県印西市にある成田線小林駅の新しい駅舎です。
本年11月9日より暫定使用開始になりましたが。

駅舎の改札よりホームまでのあいだはエレベーターがありますが、改札より南北の出入り口までのあいだはエレベーターがありません。現状、かなり高い階段を使用しなければならず、車椅子の方はじめ交通弱者の方の利用が困難と思われます。
また、小林駅は本年9月15日より、みどりの窓口が廃止。券売機のみになり、障害者の方の割引を要するきっぷなどの購入ができないです。

これら、千葉県障害者条例にも関わるものと思われます。

当該鉄道会社、地元の印西市に対し、駅舎の工事終了までにはなにかしらのバリアフリー施設をもうけるとは思われますが、成田線酒々井駅にあるような車椅子専用の仮設の通路などの設置を働きかける必要があると思います。



保線問題
蘇我駅の京葉線下り本線、我孫子駅構内3番線、佐倉駅構内成田下本にて、線路の枕木のボルトなしが放置のままです。



以上、関係箇所への改善の働きかけをお願いをいたします。



平成26年11月18日
提出者住所
提出者氏名
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ひどすぎる成田線の小林駅

2014-11-17 12:42:03 | 移動円滑=バリアフリー
ただいま、3か月ぶりに成田線の小林駅に。
11月9日より新駅舎が一部使用を開始。しかし、ひどい。エレベーターが改札内にあって改札外にない。ひどすぎます。
9月にはみどりの窓口が廃止になり、券売機のみ。

駅舎だけきれいになっても、これでは使い勝手が悪すぎます。

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42本目の房日投稿なんのためのバリアフリー

2014-05-25 07:27:53 | 移動円滑=バリアフリー
2014年5月24日 房日新聞社読者コーナーへの投書
今年4本目で通算42本目の掲載
地元の新聞に私の投書が掲載しましたので、原文を公開します。



平成18年12月に既存の制度を統合した、バリアフリー新法ができました。それから8年。
私が見る限り、どうも進展がないような気がいたします。


すでの施設整備をした箇所のその後
バリアフリーの工事はどうしても、つくったあとの維持管理があまり目にとまりません。
多機能トイレが本来の使われ方になっているかどうか。
私は視覚障害の方のための点字ブロックが各所でバラバラで、使いにくいのではないかと思います。
点字ブロックは日本工業規格により、形が決められています。しかし、場所の景観を理由に本来使用すべき黄色でない色のブロックが少なくありません。弱視の方にとっては黄色はかろうじて見える色だそうです。
内房線のローカル駅でまともに点字ブロックが設置している駅は浜金谷、千歳の2駅のみ。それ以外の駅は一部改修または全面改修が必要です。


新法に基づく取り組み
この新法では国の基本方針に基づき、市町村が基本構想を策定。策定のための協議会設置ができます。しかし、この安房地域4市町は残念ながら、基本構想や協議会がありません。つまり、バリアフリー施策がないのです。
観光のための来訪者は健常者とは限りません。
道路の段差や施設で問題がないか、整備する必要箇所があるか、是非とも4市町において、基本構想とそのための協議会をたちあげていただきたい。


駅の整備について
実は長浦駅で駅の改札からホームまでのエスカレーターの設置で、地元の袖ヶ浦市が設置工事の負担をするのでもうけてほしい、ということに対し、JRは維持費負担を理由にこれを拒否しているそうです。
内房線では浜野、八幡宿、五井、姉ヶ崎、木更津、君津、館山の各駅に改札からホームまでのエスカレーターがあります。これらの駅では長浦駅のような問題がなかったと思います。
新法の基本方針では、1日の乗降5000人を目安に施設整備を求めています。長浦駅はこの条件をクリアをし、また、袖ヶ浦市の基本構想に盛り込まれています。
私は地元市町村で何が必要で困らないかという意味で、2番目に書きました市町村の強い取り組みの意思が極めて重要だと思います。

私は身内の障害をかかえる立場として、バリアフリーの問題は優先順位を高くした取り組みを切望いたします。
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長浦駅のエスカレーター問題など

2014-05-13 07:15:15 | 移動円滑=バリアフリー
本年5月12日の袖ヶ浦市民が望む政策研究会のサイトで、JR内房線の長浦駅のエスカレーターのことがふれています。

本年2月に同駅はホームから改札、改札から南口にエレベーター1基ずつあります。北口は旧駅舎などの取り壊し工事により、エレベーターはなく、建物1階から3階までに相当する階段を使わなくてはならないです。

袖ヶ浦市は地元負担で長浦駅にエスカレーター設置をJR側に働きかけをしていますが、維持費負担を理由にこれを拒否をしています。

JR側はどうして拒否をしているのか理解できません。

平成18年に施行のバリアフリー新法では、1日の乗降客が5000人を目安に旅客駅のバリアフリー施設整備を求めています。長浦駅はこの条件はクリアをしています。
千葉県の障害者の方への配慮を求めた、障害者条例の中で、障害を理由とした制限・制約をしてはならないと定義にかかれています。
なお、長浦駅で問題になっているみどりの窓口廃止についても、このエスカレーターの件も、私は千葉県障害者条例に抵触の可能性があります。
お客さんに券売機を学習して覚えてもらうとする、JR東日本千葉支社の一部の幹部の無責任な発言は、まさに障害のある方への配慮に欠けるものといわざるをえないです。


さて。エスカレーターに戻しますが。
JR側は地元自治体の負担の申し出があっても、これを拒否はできないものと思います。
長浦駅がある袖ヶ浦市には、バリアフリー新法による市町村が、施設整備のプランにあたる基本構想があるのでしょうか。また、その構想策定のための協議会があるでしょうか。
いずれもなければ、速やかにこれらを進めさせ、基本構想の中にあらためて長浦駅とその周辺のバリアフリー整備を長浦駅のエスカレーター設置も含め、これらを盛り込み、JR側に強く設置を促すべきであります。


ちなみに安房地域4市町は、残念でありますが、バリアフリー新法に基づく、基本構想やそのための協議会などはいっさいありません。
観光地であるのであれば、速やかに進めるべきであります。
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大網駅の工事

2013-12-28 15:12:05 | 移動円滑=バリアフリー

こちらの写真2枚は12月26日現在の外房線大網駅です。
2番線の下りホームから東金線ホームの3・4番線をスロープでつなぐ、連絡通路を建設工事中です。

これが完成しますと、2番線から東金線の乗り換えが階段などを使わずにすみます。

1・2番線にはエレベーターがありますが、東金線ホームにはエスカルという係員が必要な装置しかありません。
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見えないバリア

2012-10-27 05:30:59 | 移動円滑=バリアフリー
昨晩、都内の私鉄の踏み切りで車いすの方が命を落としました。身元確認や事故原因は調査中ですが、残念なニュースです。
JR、私鉄に関係なく踏み切りには安全装置にあたる、障害検知器または支障報知機がありますが、すべての踏み切りにはありません。最近は三次元を使って踏み切り道内のあらゆる箇所に異常があれば、列車に緊急停止ができるようになっています。
見えないバリアとは書きましたが、踏み切りはある意味、その言葉があてはまります。
バリアフリー新法の中で、踏み切りの安全対策が含まれ、今書いた安全装置の設置の拡大が、無用な事故を防ぐことになります。

そういえば、地元の房日新聞では踏み切りの特集を組んでいます。紹介したあるいはこれから紹介する踏み切りの安全装置の設置の有無の掲載を、是非、していただきたい。
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