waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

配慮なき千葉の教育ほか

2016-05-08 03:31:45 | 教育問題全般あれこれ
今夜は職場のあと、木更津・袖ヶ浦方面にある用件の現場の下見にむかった関係で、この時間の書き込みです。


昨日7日の東京新聞の朝刊、読者投稿の発言のページで、ある方の投稿を目にしました。

この3月に、千葉県内の公立高校の教員として退職された男性。数年前に、脳内出血により車いすの生活になり、それでも、退職まで教壇にたったそうです。
しかし、千葉県内の公立高校はバリアフリーに配慮した建物でなく、エレベーターもありません。また、自宅から学校までの通勤に、介護タクシーを利用したものの学校側の規定がないため、手当はなく、自腹で通勤をしたそうです。
でも、学校の生徒さんが、困った時に手助けをしたのが、唯一の救いだったようです。
投稿の最後に、


後輩が困らないよう、配慮をしてほしい


と、かかれていました。


私がこの投稿を見たとき、あることを思い出しました。

千葉県には、障害者差別解消法制定前の10年前に、千葉県障害者条例ができました。
この条例案をつくる過程で、就労分野と教育分野に関しては、相当な時間をかけて丁寧に説明をしたと、聞いています。
つまり、言葉が適当ではありませんが、障害福祉に関する人権や権利擁護に関しては、千葉の教育分野はかなりの抵抗をしたということです。

解消法は施行前でありますが、千葉県障害者条例はすでに施行している段階であり、この教員をされた男性の方の辛い想い、理不尽を受けたとすれば、千葉県としては無視できない話と思います。

県の条例では、当事者がもよりの広域指導員に相談をするところからでなければ、先に進めることはできませんが、新聞紙面でこのように訴えられた以上、何らかの解決・改善の流れは当然になります。


週明けにも、千葉県の関係箇所に内容を伝えたいと思います。

千葉とは限りませんが、なぜ、教育の世界の中で、障害のある・なしで、バリアをつくるのだろうか。
このバリアが存在する以上、障害福祉に対する理解は途上であります。
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昨日の講習会ほか

2016-02-15 02:19:34 | 教育問題全般あれこれ
昨日からの風が吹いたままの千葉岩井です。



昨日、館山市内でありました館山市青少年問題協議会の障害者差別解消法に関する講習会。

80人以上の学校教育関係者が集まった場で、私だけが畑違いの感じでした。
しかし、学校教育という範囲の中で、この解消法に関わる話の展開は、分野のポイントを絞ったことで、よかったです。

文科省においてはすでに解消法に関する指針や、4年前には特別支援教育に関わる報告などで、準備はされているようです。

現場の学校の先生から、


関わっての不安の声


発達障害とする境目や親御さんへの説明


という話が質疑応答ででました。

接し方・コミュニケーションをいかにしていくか、という講師の先生の話。


私思うに。
頭越しに解消法という話で切り出すのでなく、障害のあるお子さん、配慮が必要なお子さんの視点に立って、一緒に生活や行動ができるように、ということだと思います。


でもなにより、館山の学校教育関係で、テーマとして取り上げていただいたことにありがたく感じます。
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学校破綻と再編

2012-12-20 13:00:38 | 教育問題全般あれこれ
昨日の報道の通り、千葉県鴨川市内にある私立高校の学校法人が、破綻が報じられました。
私の地元地域では、いわゆる、公立高校受験の滑り止め的な高校で、かつては経営者が異なる時代は荒廃したイメージがありましたが、現在は一新。しかし、このような事態を招いたのは、生徒確保のために手段を選ばずが、のようです。


ところで、千葉県内の公立の学校は統廃合を前提とした学校再編が進んでいます。しかしながら、地元住民のコンセンサスがすんなり、というのは多くない。
昨年取り上げた、岬、大原、勝浦若潮の3つの公立高校の再編。いすみ市は再編を受け入れ、勝浦市は私立運営を前提とした存続と、意見が割れています。

どうしたら、地域の学校を残していけるか。
これは文科省の上からの指示でなく、これこそ、地方の地域の責任でやるべきとおもいます。
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館山のいじめの続報

2012-10-28 08:06:14 | 教育問題全般あれこれ
泊まり込み勤務の関係で簡単に。

昨日、本日の一部の新聞報道がありましたが。
千葉県館山市内の中学で、4年前に自殺した男子生徒さんの親御さんは再三、求めている再調査。地元の教育委員会は、その生徒さんが当時、小学6年生の同級生を中心に600人を対象に、再度、アンケート調査をすることをきめたようです。

成り行きを見たいと思います。
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ある小学校の耐震問題で

2012-07-22 00:11:56 | 教育問題全般あれこれ
さて、今夜ですが。


http://wandara.net/blog/blog.php?key=43087

http://wandara.net/blog/blog.php?key=43081

http://wandara.net/blog/blog.php?key=42788


こちらの3本のリンクは、千葉県館山市の北条小学校の建物耐震をめぐる書き込みです。
館山市内の中心部にありますが、すでにかなりの年数が経過し、耐震度はかなり、厳しいと診断をされ、その工事に取りかかるところ。

急を要する部分と、幸い、国からの支援を受けてできるという条件により、あとは地元の市議会の了解を得る段階というところで、私含め、コメントがかなりきています。

子供たちが通う建物であると同時に、行政の事業として建物を建設し維持管理をしていく部分を、両立してやらなくてはならないです。
そのためには、過疎の地域にあって、財政に悪影響がでないよう配慮も必要になります。

学校の建物は、通う子供たちの活動の場であり、緊急時の地域住民の避難場所にもなります。

先々、こまらないやり方がなによりです。

私が今回取り上げたのは単に、特定の小学校の耐震問題だけでなく、各地で進められている学校再編問題にもつながるものであり、多くの方が関心をもっていただきたいと、考えたからです。
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来月に千葉県の公立高校再編の説明会など

2011-11-28 01:05:02 | 教育問題全般あれこれ
27日の千葉日報より。

千葉県教育委員会は、公立高校の再編をまとめた、県立学校改革推進プランの最終案についての説明会を、

12月14日に千葉市中央区・成田市・館山市

12月15日にいすみ市・柏市

でいずれも18時30分より開催するそうです。

館山市は南総文化ホール、いすみ市については長者町駅に近い、いすみ市岬ふれあい会館文化ホールが会場になります。

この最終案は、先に書いた統廃合と学科の改廃=メニューチェンジで構成。
中高一貫、キャリア教育をふまえた学科、単位制への移行などがあるようです。
しかし、高校の統廃合は夷隅地域の勝浦若潮と岬を大原高校に統廃合するのみ。昨年の館山聾学校ではありませんが、ねらい打ちでやっていると指摘をされてもやむ得ないと思います。

もし、今現在のニーズに即した学校教育をやるのであれば、県と市町村が分かれるのでなく、一体的に考えてもいいように思います。

行政の組織の都合でなく、千葉県内の旧支庁単位10地域の事情の中で、どうしたらよいのかを話し合うべきに思います。


私個人、夷隅地域の3校の統廃合は他人事ではなく、いずれ、安房地域でも同じようなケースはないと思えないので、館山またはいすみのいずれかの説明会に足を運びます。
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千葉県の公立高校再編

2011-11-22 06:02:15 | 教育問題全般あれこれ
今月17日、千葉県教育庁は、県立学校改革推進プランの最終案を公表。これは千葉県内の公立高校の再編案でありますが。

その中で、夷隅地域の岬高校、勝浦若潮高校の2校が、大原高校に統廃合する案が盛り込まれ、夷隅地域の自治体からは、千葉県に対して白紙撤回の要望をだしたそうです。


昨年の館山聾学校問題に続き、あらたに公立高校の再編の動き。
私は千葉県内の学校教育行政の合理化一辺倒の動きに、理解に苦しむ。

この推進プランの全体像がわからないので、どのような意図をもって、やっていきたいのかわかりませんが。

公立高校に限らず、市町村レベルでも、学校の再編・統廃合の動きが少なくないです。


来月15日に夷隅地域で、冒頭の3校の統廃合についての地元説明会が予定されているが、果たして、すんなりと話が進むかどうか。


夷隅地域の動きではあるが、安房地域も対岸の火事場ではない話であります。
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やっと振興大会の

2011-11-17 20:15:41 | 教育問題全般あれこれ
複数掲載です。
千葉県教育庁より、やっと、隔年開催の特別支援教育振興大会の情報が届きましたので、一部、手直しの上、掲載します。



 特別支援教育課から回答させていただきます。

 隔年開催の特別支援教育振興大会の県大会、安房地区大会の開催日時、開催地に関するご質問ですが、下記によりお知らせします。


1.第38回千葉県特別支援教育振興大会
(1)日時 平成23年11月18日(金) 9:30開会(受付:9:00~)午前のみ
(2)会場 茂原市民会館
住所:茂原市茂原101 
(3)問合せ先 事務局 茂原市立中の島小学校
(4)その他 本大会は、第45回長生地区特別支援教育振興大会との合同開催です。


2.第37回安房地区特別支援教育振興大会
(1)日時 平成23年11月30日(水)
13:00開会(受付:12:20~)
(2)会場 鴨川市市民会館
(3)問合せ先 事務局 鋸南町立勝山小学校 


千葉県教育庁教育振興部特別支援教育課
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特別支援教育振興大会は

2011-11-17 19:16:35 | 教育問題全般あれこれ
隔年開催の千葉県内の特別支援教育振興大会。


県大会があす18日に茂原市内で

安房地区大会が11月30日に鴨川市内で


これ以外に情報は確認できません。
千葉県教育庁に照会をしています。

もう少し、広報周知をしていいように思いますが。
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防災担当教員の

2011-11-15 05:36:41 | 教育問題全般あれこれ
本日15日の新聞各紙朝刊より。

文部科学省は、3月の震災を受け、防災担当教員の学校への配置を進めるため、順次、研修を行うことが明らかになりました。

東北地方の、津波てんでんこの言い伝えに習い、自ら災害時に身を守ることを、学校で学習する必要性があると判断したようです。

私は担当教員の研修と学校への配置には異論がありません。

しかし、3月の震災時、学校にいた子供さんを、被害の実態を把握しないまま、下校させたことに対し、親御さん側から対応に問題がなかったか、という声が少なくないと聞きます。

私はぜひとも、教員養成だけでなく、地域の中で、連携して災害時の行動の目安をつくるべきではないか。その中で、子供たちに何をしなければならないのかも合わせて。


学校は災害時に地域の避難先にもなります。住民、子供たちも守れる場所であるよう。
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