waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

アクアラインバスの事故など

2024-07-18 17:41:38 | 公共交通機関問題あれこれ
数日前、木更津からアクアライン経由新宿行きの高速バスが、首都高の山手トンネルでエンジン故障。
幸い、お客さんにはけが人なしとのことです。ただ、事故当時の運転手のお客さん誘導でいろいろあったようです。

千葉県南部からアクアライン経由の高速バスは便利ではありますが、万一のイレギュラーのことを。


別件です。
昨晩の林よしはる議員の動画配信。
本日の林よしはる議員の最新のブログで、その関係した内容の投稿が出ています。
わたくしは役所にたいしては、あくまでも是々非々です。

さらに別件
毎日新聞が富山県での配送を取り止めるようです。

コメント

先月31日の続き・袖ケ浦での現状など後半

2018-06-09 00:40:46 | 公共交通機関問題あれこれ
文量がかなりありますので、続きの後半を。



おっしゃるように、体の不自由な高齢者にとって乗り換えはとても大変で、「足が不自由なのに乗り換えるのか」という酷な話ですが、これは人情や思いやりの気持ちだけで簡単に送迎サービスを伸ばすわけにはいきません。

送迎サービスやデマンドタクシーの前提条件は、あくまで既存の幹線公共交通を侵害しない条件の下、成り立っているものであり、仮に要望通り東邦まで利用できるようになると、今度は久留里線やバスとのバランスの問題が出てきます。制限なくどこまでも利用できると、久留里線やバスの利用者が更に減る可能性があり、簡単にいいよとすぐ決定できる簡単な話じゃないです。いきいきサポートの収入だけで賄えない分は市が運行経費や車両費を補助しているため、経費が大幅にアップする可能性もあります。1台しか車がないため、近隣他市の病院まで行けるようにすると台数が足りない可能性も出てきます。市の財源にも限界があり、どこまでも際限なく負担することはできないでしょう。

利害調整の難しい問題がたくさんありますが、人の命が関わっているのにそんな悠長なこと言ってられない気持ちもあります。何とかバランスを保てるように調整してほしいものです。片輪だけでは交通は成り立ちません、両輪のように支えあっていかなければ、公共交通すべてが倒れてしまいます。



富津や館山のタクシー会社が撤退したことを踏まえ、横田を地盤にしている石原タクシーの経営実態について、市に問い合わせしました。

その回答がありましたので下記に掲載します。回答を踏まえて、市の企画課の担当者と直接面会して話をしました。改めて伺い、市でもきちんと実情を把握しておくことが必要だとお願いしましたが、市では回答の通り各社の詳しい状況は把握しておらず、今後も当面は調査やヒアリングする予定はないそうです。回答は袖ケ浦市内のタクシー会社の現状に則ったものではなく、全国的に見たタクシー業界についての状況を踏まえたもので、全国的にはこうだというものでした。市に市内タクシーの現実に対する危機感が薄いとすごく感じました。

岩瀬タクシーや館山中央交通のように、撤退が決まってから慌てても遅すぎます。それでは、地域の交通弱者を守ることはできません。袖ケ浦市内のタクシー会社のうち、ウルマタクシーや姉ヶ崎タクシーは、市原市内にも営業拠点を持つ大きなタクシー会社で、姉ヶ崎タクシーは小湊鉄道グループで、経営規模的にすぐ撤退に至る心配はないと思いますが、石原タクシーはあまりにも零細規模の会社です。何とか持ちこたえていますが、経営は厳しいと思いますよ。大貫で撤退した岩瀬タクシーと、規模はそれほど変わらないと思います。私たちがタクシー会社に直接経営について聞くのは語弊があり、聞きづらいことです。市が音頭を取ってくれないと困ります。

日東交通や小湊鉄道といったバス会社は、路線バスの赤字補填を出している関係があり、市と連絡を取り合う機会は多いですが、タクシー会社と市は普段から連絡を取り合うことはほとんどないようです。補助金を出していないから、連絡を取り合うことはなく民間の経営任せだというのでしょうか。バスもタクシーも利用している人がいることに変わりなく、各公共交通が繋がりを持っていかなければ、独りよがりでは改善は望めないでしょう。それぞれのしがらみある利害関係をまとめるのも、行政や監督省庁が率いてくれなければなかなかできません。改善に向けた音頭取りがなければ前に進みません。私たちだけでは何もできません。行政の頑張りに期待するしかないのです。


【市長への手紙】
(一部改変してあります。)市のホームページには原文がそのまま載るはずです。

平川地区のタクシーの現状について伺う。近隣を見てみると、富津市では大貫駅で営業していた岩瀬タクシーが撤退し、館山では中央交通が5月15日をもって撤退した。
このように近隣市では撤退が現実となり、石原タクシーは今後どうなっていくのか、気になっている。
横田に本社を置くタクシー会社で、横田駅と馬来田駅で営業していますが、この両駅だけで営業しているエリアはあまりに厳しい経営環境です。安房地域の中心市の館山でも、中堅のタクシー会社であった中央交通が撤退しており、それを考えると横田と馬来田だけで営業している環境は厳しいでしょう。

市のデマンドタクシーの運行や、久留里線や路線バスの利用状況でもわかるように、平川地区は医療機関が地域内で完結することが少なく、木更津や姉ヶ崎に出ることになることや、親子2・3世代で同居している家が多い地域のため、おじいさん・おばあさんを子息や親戚で送っていく場合が多く、それに加えて高齢化しても運転を続ける人もいるという地域柄です。公共交通の利用も後述するように少ない地域です。タクシーを利用する人というのは更に少ないでしょう。

家内に高齢者がいても、デイサービスや老人ホームといった福祉の域に転じていたり、動ける人でも子息や親戚が病院に直接、車で連れて行ったり、自力で運転して行ったりするため、私の住む地区では横田駅も川挟んで離れており、近所の人で久留里線を生活交通として利用している高齢者はほとんどいない。路線バスにしても同じだ。私の住む地区でタクシーを見たことがほとんどない。
こういった地域柄なので、タクシーの生活利用はほとんどない一方、カメリアヒルズは高級志向のゴルフ場でタクシー需要がある。木更津のかずさ交通がカメリアヒルズへの呼び出しを多く受けている。待機場所が木更津駅以外にいくつかあり、近いところでオークラアカデミアホテルやアピタ、いない場合は清見台や木更津駅から迎えに行く。
石原タクシーはクレジットカードやタクシーチケットが利用できないため、カメリアヒルズではかずさ交通を指定会社として案内している。けっこうな件数で予約・迎車を受ける。木更津駅や袖ケ浦バスターミナルはもちろん、東京や横浜までの遠距離利用のお客様もいる。ドイツ村にもタクシーの電話番号が貼ってあるが、姉ヶ崎タクシーとウルマタクシーが書いてあり、石原タクシーは案内していない。

ゴルフ場やドイツ村といった観光施設でも石原タクシーを案内していないため、観光客が利用することもほとんどないと思う。生活利用もほとんど少ない、観光利用もほとんど少ないでは、石原タクシーを利用してる人はほとんどいないんじゃないか?

久留里線も利用者数の多くは圧倒的に高校生で、病院や買い物の生活利用は少ない。横田駅の乗車人員はJR東日本で200人と公表されているが、そのうちの151人が定期券客で、定期外の客は49人しかいないことからも、利用者はほぼ固定化しており、圧倒的に高校生の定期客が多いことが予想がつく。公共交通があまりない不便な地域柄でも、生活利用で久留里線を使う人は意外に少ないということだ。

そういう地域柄なので、市の運営するデマンドタクシーが成り立たなかったのも頷ける。「市長が語るわがまちの今・これから」平川公民館で、東邦病院にいきいきサポートが行ってほしいと要望があり、そういう人が潜在的にいる一方、家内で直接送ってしまう人やデイサービスのお世話になっている人も多いというのも現状だ。

市が運営し、運賃が安いデマンドタクシーでさえこういう状況だったので、石原タクシーの利用者は更に少なく、経営はとても厳しいと思うが、同社の経営状況について、今後の事業の見通しについて伺いたい。


【回答文】
企画財政部長

この度、ご提言いただきました内容についてお答えいたします。石原タクシーの経営状況及び今後の事業の見通しについて伺いたいとのことですが、本市では、石原タクシーをはじめ市内のタクシー事業者の経営状況や事業の見通しについては、把握しておりません。なお、タクシー業界では、自家用車の普及、鉄道・バスなどの都市交通の整備、人口減少などの要因により、タクシー需要が近年減少傾向にあり、さらに、運転者の高齢化や人材不足が深刻化しており、労働者不足が懸念されるなどの状況にあるとの資料も公表されております。この度は、貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。


(関係リンク)

「平川いきいきサポート」
http://takegaku.life.coocan.jp/index.html

 (トップページ)
http://takegaku.life.coocan.jp/activity.html

(活動内容)
「5月20日 わがまちの今・これから 議事録」
http://www.city.sodegaura.lg.jp/uploaded/attachment/13504.pdf



私より
読んでいて、私の地元の南房総市と重なる部分がある。
市町村内で完結と既存の事業者の阻害しない範囲。結果、思うような交通網を組むのを困難にしている点です。

袖ヶ浦市は地域公共交通会議があります。タクシー会社も公共交通の一員。なぜ、詳細な情報収集をしないか疑問であります。

計画の策定準備にかかっている館山市には、かなり、参考になる文面です。

福祉有償輸送の実態も含め、袖ヶ浦市でもなんらかの施策計画は策定はすべきと考えます。
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先月31日の続き・袖ケ浦での現状など前半

2018-06-09 00:40:17 | 公共交通機関問題あれこれ
先月31日の富津のまちづくりを考える会集会に参加した方のあらたな文面です。
3日に掲載した内容と一部重複しますが、若干、手直しをして公開します。
袖ヶ浦市在住の方になります。


【平川いきいきサポートを利用している人からの「生の意見」】

交通弱者の問題は、私たちの袖ケ浦市でも深刻な問題です。特に、バスの本数が少なくバス停から離れた地域が点在する平川地域や根形地域では、不便を感じている人がいます。そのことが市の資料の「市の施策に対する満足度・重要度」の路線バスに対する満足度が低いことからわかります。
5月20日の平川公民館で開催された市長の「わがまちの今・これから」では、平川いきいきサポートの運転手さんから、送迎サービスを利用する高齢者から東邦病院まで行ってほしいという要望があるので、行けるようにしてほしいと意見がありました。


送迎を利用できる場所は、平川地区の病院、スーパー,公共施設と市内の主要病院・公共施設に限られ、今回話に出た東邦病院は木更津にあるため利用できません。
いきいきサポートは平川地区で送迎サービスの他、家事の手伝いやふれあい活動(交流サロン、話し相手や見守り)などをやっている団体で、会員登録している高齢者が利用できるサービスです。送迎は会員登録している人のみが利用できるもので、輸送事業として認可を受けた営業用車両(緑ナンバー車)ではないため、運賃を収受することはできず、経費は会費収入と距離に応じたガソリン代で賄っています。送迎を利用する場合は、距離に応じたガソリン代がかかります。

質問者より、東邦病院の他、君津中央病院や帝京大学ちば総合医療センターまでも利用したい要望があるとのことですが、これは難しい問題ですね。
中央病院に行くには久留里線と木更津駅からバスを乗り継ぎ。帝京に行くには姉ヶ崎駅に行くバス(日東交通姉ヶ崎線)がある地域は限られるため、路線が通っている上泉・野里・高谷は姉ヶ崎駅に直接出られ、改めて病院行きのバスに乗り換えになりますが、姉ヶ崎へのバスが通っていない地域から公共交通で行くのは大変です。中川地区から帝京に行く場合は、横田駅から久留里線で木更津駅、内房線に乗り換えて姉ケ崎駅、姉ケ崎駅から病院行きのバスに乗り換えと、駅では乗り換えや階段の移動もあり、高齢者にとってはかなり手間になります。

東邦には久留里線でアクセスでき、並行する路線バス(日東交通馬来田線)もあります。その路線バスも赤字のため、市が赤字補填を負担して維持されています。帝京は平岡地区からの公共交通が姉ヶ崎行きになる一方、東邦は久留里線もバスも木更津行きになるため、平岡地区からのアクセスは逆に不便です。このように、平川地区は2つの小学校区に分かれていて、範囲が広いため1つの交通機関だけではカバーできないという特性があります。


いきいきサポートを利用している高齢者の人で、東邦病院に久留里線やバスで行って、診療が終わってもすぐの時刻がないため、駅やバス停で待ちくたびれ疲れてしまい、体調を崩してしまった人がいるという切実な訴えがありました。
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31日の富津の会合の

2018-06-03 00:42:25 | 公共交通機関問題あれこれ
本年5月31日、富津市民会館での富津のまちづくりを考える会の会合に参加した、市外の方からの事後報告を若干、手直しをして公開します。



こんばんは。いつもお世話になっております。

5月31日の富津のまちづくりを考える会の集会報告ですが、報告のほうが遅くなりました。どんな感じで進められたか報告いたします。

13時30分より、上総湊の富津市民会館2階の会議室で開催されました。
まず、富津市企画課の公共交通係の担当者より、資料を「地域公共交通に関する運行形態の種類について」と題し、自動車輸送の事業形態について、乗合バス、貸切バス、タクシー、デマンドタクシーのそれぞれの定義を説明されました。デマンドタクシーの定義について、低路線型、迂回ルート・エリアデマンド型など様々な形態があると説明されました。事業形態についての説明が終わり、形成計画の概要版の内容について説明されました。内容をすべて棒読みに抜粋して説明している感じで、考える会としては市と一緒に市民が望む地域交通について考えようと、そういう趣旨でやりたかったようで、市の資料のそのまま棒読みでは市の職員と、参加者側で求めているものに隔たりがあるように感じました
。市の職員も一生懸命準備されて、日々毎日の仕事に当たっていることはもちろん、今回の集会にあたって資料を用意したり、いろいろと苦労されているのは分かりますが、資料の棒読みでは市内の路線、地域の現状について、どういう長所があるか、どういう問題をどう解決していきたいか、そういった説明が今回の集会でも、1月の公聴会でもなかったので、私が「富津市は何をしたいのかわからない」と最初言ったのはそれです。
守る会は市の説明1時間、質疑応答1時間で計画していましたが、市の説明が資料すべてを棒読みする感じになってしまったので、20分オーバーしてしまい、守る会から市に対し「もう時間が無くなってしまうからそこまでで。」と止められていました。14時50分から質疑応答に入りました。質疑応答、意見交換の時間が短くなってしまったのは残念でした。

来場者の様子を見ていると、バスの維持よりデマンドタクシーを望んでいる人が多く、質疑応答ではデマンドタクシーの導入について活発な議論がなされました。市の担当者の説明が終了後、質疑応答の時間に入りました。私からは、

1回目の質疑応答で。
①路線バスの利用促進の観点で袖ケ浦市ではお試し乗車券をやって、それによってバスの利用促進に繋がった。バスの利用促進について取り組むことも大事だ。
②内房線の合理化について、確定ではないと前置きした上で、君津以南のワンマン化と系統分離の拡大を計画していること。

この2点について説明しました。その後は趣旨的には、デマンドタクシーについての質疑応答、意見交換がメインになっていき、質問された参加者のすべてからデマンドタクシーを望む声、公共交通が不便で切実な問題だという声がたくさん出されました。路線バスはいつ見ても1人、2人しか乗ってない。大型のバスはいらないからデマンドタクシーを。デマンドタクシーを地域で運営するにはどうすればいいか。タクシー会社に委託しなくても自分たちで運営できる方法はないか。タクシーはほとんどいない。竹岡のマリーンヒルでは坂が多く、バス停に出るだけでも一苦労だ。マリーンヒルではボランティアで木曜会という組織を作っている。など様々な意見が出されました。

特に私が心に響いたのは、竹岡のマリーンヒルに住むおばあさんからの声で、高齢化しても住み慣れた家に住み続けたいが、バスも走っておらず、タクシーは電話してもほとんどいない、近所の人に乗せてもらって上総湊のスーパーや病院に行くが、いつも近所の人を頼るわけにはいかない。近所の人ばかりあてにしたくない、迷惑をかけたくないから歩いて行こうと思っても、足が悪くケガすることが心配だ。マリーンヒルは高台にあり、坂が急でとても歩いていけないという悩みを切実に訴えられました。

マリーンヒルでは「木曜会」として、毎週木曜日に協力しているボランティアの人が困っている高齢者を無料で送迎する自主的活動をやっており、先ほどのおばあさんもそれを利用しています。おばあさんは、木曜会でいつもただで乗せてもらうのは心苦しく、それ以外に移動手段がないから何とかしてほしい。いつも乗せてもらってありがたいが、運賃を払うわけにもいかないと話していました。

木曜会はタクシーやデマンドのように正式な認可を受けてやっているものではなく、近所同士の助け合いのため運賃をもらうわけにはいきません。これを自家用車で運賃をもらったら白タク行為で犯罪になります。ボランティアの範疇でやるにしても、現在のやり方は協力者がいて成り立っているもので、ボランティアで乗せてあげてるにしても事故があった時の責任は重く、市を主体に何とか正式な形のデマンドタクシーを導入できないかと、マリーンヒルの自治会長より強く要望がありました。

交通に不便を抱えている人の問題は私の住む袖ケ浦市の平川でも深刻で、5月20日の市長の「わがまちの今・これから」では、平川いきいきサポートの運転手さんから、現在地区内に限っての運行になっているが、高齢者から東邦病院まで行ってほしいという要望を寄せられる。行けるようにしてほしいと意見がありました。いきいきサポートは、平川地区で送迎サービスの他、家事の手伝いやふれあい活動(交流サロン、話し相手や見守り)などをやっている団体で、会員登録している高齢者が利用できるサービスです。送迎は会員登録している人のみが利用できるもので、営業用車両ではないため、運賃として収受することはできないため、経費は会費収入と距離に応じたガソリン代で賄っています。送迎を利用で
きる場所は、平川地区のスーパーや商店、病院、市内にある病院や医療機関に限られ、今回話に出た東邦病院は木更津市にあるため利用できません。送迎を利用する場合は、距離に応じたガソリン代がかかります。

質問者より、東邦病院の他、君津中央病院や帝京大学ちば医療センターまでの要望が寄せられているとのことですが、これは難しい問題ですね。中央病院や帝京は久留里線やバスを利用し、乗換えが必要になりますが、東邦については久留里線があり、並行する路線バスもあります。高齢者にとって送迎から電車やバスに改めて乗り換えるのは大きな手間ですが、送迎サービスやデマンドタクシーはあくまで既存の幹線公共交通を阻害しない条件の下、成り立っているものであり、仮に要望通り東邦まで利用できるようにすると、今度は久留里線やバスとのバランスの問題になります。送迎サービスがどこでも利用できるようにすることで、久留里線やバスの利用者が更に減る可能性があるからです。

先の竹岡のおばあさんの話を聞いて、私は最初バスの維持、利用促進も前提にした見解を伺いましたが、天羽地区についてはバスでは地域の求めるニーズに応えられないと確信しました。不便なのは竹岡だけではありません。金谷や環、天神山といった地域にも幹線道路やバス停から離れた区域が点在し、バスは127号と465号→県道88号を走る2路線だけで、バス停が近く便利に利用できる地域が極めて限定的で、現在の日東バスを維持するだけではとても地域の不便解消にはつながらないと、現地住民の生の切実な声を聞いて確信しました。木更津でも形成計画でデマンドタクシー、地域コミュニティバスの導入を求める声が鎌足や金田といった外周部で出ていますが、木更津の場合、バスを減らすと市街地でもバスの
本数が減ってしまう、市街地までデマンドがそのまま乗り入れたらバスを侵害することになるなど、都市近郊故の難しい問題があります。一方で天羽地区の場合は駅の規模そのものが小さく、バスを思い切って全廃してデマンドに転換したほうが、きめ細かな対応ができる意味ではいいかもしれません。

富津市としてはデマンドを導入するとしたら、市原市のデマンドタクシーのスキームのように、市が半額、残りの半額を運賃収入と足らない分は地元負担というスタイルを考えているようです。具体的に決まったものはなく、天羽地区という大枠でやるのか、小学校区や自治会区のようなきめ細かな形でやるのか、そのあたりは何も決まってなく、これから要望を受けて詰めていくようです。数年前に要望を受けて、竹岡地区だけで展開する場合の試算を取ったそうですが、年間で500万円かかるとのことでした。いきいきサポートのようなNPOや自治会による自主運営方式は、許認可の問題や事故があった時の責任の問題があるので市では考えていないとのことです。

最後に2点目の質疑で、デマンドをやる場合、天羽地区や大佐和地区みたいな大枠でやるのか、それとも竹岡地区、金谷地区、環地区みたいな小分けな考え方にやるのか、そういった点はどう考えているのか。事業を受託できる会社は台数の多い市内の会社で、富津公園タクシー、日の丸タクシー、大佐和タクシーに限られる、かずさ交通は木更津のため受託が難しいのではないか。そもそも、富津市内は駅の規模も市の規模も小さいのに、各駅で違うタクシー会社が乱立していて、タクシー会社が多すぎる。これをできるものなら集約したほうがいいと見解を話しました。市として、館山中央交通は大きい会社だと思ったので撤退を聞いた時には驚いたとのことで、タクシー会社の経営がどこも厳しく、利害関係が難
しい問題になってるようです。

文章が長くなりましたが、皆さんにぜひ共有していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

【リンク】

「中部運輸局 デマンド交通の手引き」
http://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/bunyabetsu/tiikikoukyoukoutsuu/31manyuaru/09demandotebiki_tyuubu.pdf#search=%27%E4%B8%AD%E9%83%A8%E9%81%8B%E8%BC%B8%E5%B1%80+%E3%83%87%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BA%A4%E9%80%9A%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%BC%95%E3%81%8D%27

「平川いきいきサポート」
http://takegaku.life.coocan.jp/index.html (トップページ)

http://takegaku.life.coocan.jp/activity.html(活動内容)

「5月20日 わがまちの今・これから 議事録」
http://www.city.sodegaura.lg.jp/uploaded/attachment/13504.pdf
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11月からの館山からの高速バスほか

2017-10-18 15:22:34 | 公共交通機関問題あれこれ
その前に。
今週と来週の土曜日曜以外の日の深夜21時から翌朝5時まで、館山道の君津から富津館山道の富浦までの区間で、工事による通行止めあります。


千葉市内から館山方面をつなぐ高速バス・南総里見号が、11月18日に時刻改正と運賃改定があります。

時刻の方は運行本数はそのまま
朝の上りと夕方の下りに、便をまとめ、他の時間帯が立て替えにより変更
千葉市内側の終起点が千葉みなと駅に。
白浜・野島崎バス停が廃止、安房白浜駅バスターミナルに発着が移転。これにより、安房白浜駅バス停に高速・一般のすべてのバス路線の終起点になります。
内房線の上総湊から館山の午後の1時間30分の空白の時間帯に、運行便が設定。

運賃については100ないし150円の値上げ。
ICカードで支払いの場合は、150円を割り引き。実質、現金払いの運賃が値上げになります。
定期券の通勤・通学とも割引率を改善
回数券については、販売は年内までで、使用期限は来年いっぱいまで。


内容については、日東交通のサイトをご確認を。
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2015年10月からの館山発着の一部バス

2015-10-08 21:15:47 | 公共交通機関問題あれこれ
館山日東バスの千倉線、市内線が10月1日より時刻改正をしました。
すべてを掲載はできませんが、主な部分を以下。


千倉線
館山駅発千倉方面
8時15分発、10時30分発、12時30分発、14時50分発、16時30分発
医療センター10分、九重駅15分、千倉駅入り口23分

千倉駅入り口発
9時7分発、11時47分発、13時37分発、15時47分発、17時27分発
平舘車庫7分、九重駅8分、医療センター13分


市内線
平日・館山駅発なむや方面
6時40分、7時20分、8時10分・小浜でこの3本まではイオン館山は通過、8時40分、9時30分・小浜で以下、18時30分まで10時・14時・15時は00分発と30分発でそれ以外は30分発。
10時30分発・12時30分発・14時発・15時発・15時30分発・16時30分発は小浜行き

土休日・館山駅発なむや方面
7時20分発はイオン館山は通過、8時40分発、9時30分発から17時30分まで毎時30分発


平日・なむや発館山航空隊行き
6時45分発・7時30分発・7時55分発はイオン館山は通過、8時20分から17時20分までは8時・10時・14時・15時は毎時20分発と50分発で、それ以外は毎時20分発
小浜始発・7時29分、8時49分、10時19分、11時19分、13時19分、14時49分、15時49分、16時19分、17時19分

土休日・なむや発館山航空隊行き
7時30分発はイオン館山通過、8時20分から17時20分まで毎時20分発

館山駅からなむやまでは25分でイオン館山経由は5分増し、館山駅から館山航空隊までは12分


詳細については館山日東バスのサイトを。
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安房地域バス路線一覧

2015-05-25 01:51:56 | 公共交通機関問題あれこれ
時計回りで西から東の順で。


鋸南町営バス
赤バスが保田~勝山~佐久間、青バスが佐久間~勝山~保田で、保田駅から鋸山保田口と大崩入口から奥山と田町から岩井袋の3区間は一部便のみ、土休日は日中の3本のみ運行


南房総市路線バス・トミー
岩井駅から小浦・なむや、岩井駅から合戸・不寝見川・冨山国保病院・川上・富楽里で岩井駅、冨山国保病院から山田・大井・荒川・外野で冨山国保病院を循環する路線。
山田・荒川・大井・なむやは予約のデマント区間。


南房総市富浦線
富浦駅から小学校で富浦駅、富浦駅から丹生・金気神社・大半津・仲尾沢・花倶楽部・居倉・青木山で富浦駅
また枇杷倶楽部・大房に向かう便もあり
平日の一部と土休日は予約のデマント扱いあり


館山日東バス
市内線 小浜・なむや・枇杷倶楽部・船形駅前・八幡神社前・ロックシテイ館山・館山駅・館山航空隊

丸線 館山駅・那古宿・三芳病院前・山名・石堂寺前・川谷・細田

平群線 館山駅・那古宿・三芳病院前・滝田郵便局前・大畑・平群車庫

豊房線 館山駅・南町・豊房・下神余・長尾橋・野島崎灯台口・安房白浜

千倉線 館山駅・医療センター・九重駅前通り・千倉駅入口・平舘車庫

館山鴨川線 館山駅・九重駅入口・古川・和田浦駅入口・お花畑・太海駅前・鴨川駅前・亀田病院
鴨川日東バスとの共同運行

白浜鴨川線 急行くろしお号
安房白浜・千倉支所前・千歳駅前・古川十字路・和田浦駅入口・お花畑・太海フラワーセンター入口・鴨川駅西口・亀田病院
2往復で休日・年末年始は運休


JRバス関東 館山支店
洲の崎線 館山駅・宮城・西岬・坂田・洲崎灯台・伊戸・小沼・西岬小学校で館山駅

南房州本線 館山駅・下町・運動公園前・安房神戸・安房自然村・長尾橋・安房白浜

フラワー線 館山駅・西岬・洲崎灯台・伊戸・南房パラダイス・安房自然村・野島崎灯台・安房白浜


南房総市スクール混乗バス
丸山 千歳駅・古川・丸山支所・市場・川谷・大井橋・細田で休校日以外の2往復
北三原 南三原駅・大原・南三原小学校・小向ダム・上三原で原則、南三原小学校発着


鴨川市コミュニティバス
南ルート 曽呂終点・畑・江見小学校・鴨川駅西口・市役所・福祉センター・花房・浦の脇・東条病院前・待崎・鴨川駅前で3往復で一部区間便あり

北ルート 金山ダム・ふれあいセンター・花房・市役所・鴨川駅西口・鴨川館・浦の脇・天津駅前・小湊駅前・鯛の浦で3往復で一部区間便あり
27年6月1日より小湊駅前から内浦県民の森まで3往復が延長、ただしデマント区間

清澄ルート 天津小湊支所・天津駅・清澄寺・奥清澄
清澄寺より山間部の区間は一部デマント扱い


鴨川日東バス
鴨川市内線 仁左衛門島入口・太海駅前・鴨川駅前・亀田病院前・天津駅・小湊駅前・行川アイランド・興津駅

金谷長狭線 亀田病院・鴨川駅前・追分・長狭学園・みんなみの里・金束・山中・保田中央・東京湾フェリーと亀田病院から金束・平塚本郷で各4往復

急行 鴨川木更津線 亀田病院・鴨川駅西口・市役所・追分・長狭中前・宿原・東粟倉・かずさアーク・木更津中央高校・木更津駅西口・木更津イオンモール

大学線 鴨川駅西口から城西国際大学観光学部
太海線 鴨川駅東口から128号経由で太海公民館



高速バス、臨時路線、高速バスが一部区間一般路線扱いの路線は省きます。
唯一、路線バスがJR線と並行せず断線しているのは、安房勝山から岩井です。
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3月21日からのバスの動きなど

2015-03-21 00:28:02 | 公共交通機関問題あれこれ
内容が重複します。


本日21日より、アクアライン高速バスのうち、君津および木更津から東京までの2路線の全便で、ICカードでの運賃支払いができます。


館山市内の小塚大師の特別開帳に伴い、JRバスで臨時バスが運行します。

21日の運行
館山駅発小塚大師行き 9時発、11時発
小塚大師発館山駅行き 13時発

22日から3月31日までの運行
館山駅発小塚大師行き 9時発
小塚大師発館山駅行き 10時55分発

館山駅から小塚大師までの運賃は480円
小塚大師バス停は、大師入り口のところにもうけます。

21日は正午に開帳、22日から31日までは朝10時に大護摩法要です。


木更津市内の木更津金田バスターミナルで工事をしています。新たにバスターミナルを設け、そちらに移動をするようです。現在の場所より南よりになるようです。
使用開始などについては、わかり次第、書きます。
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アクアライン高速バスで進展

2015-02-23 14:20:46 | 公共交通機関問題あれこれ
アクアライン高速バスで進展です。
今まで一部のバス会社しか、ICカードが利用できませんでしたが、来月3月21日より、順次、各路線全便でICカードが利用できます。


3月21日より
木更津・東京、君津・東京、木更津・成田空港

4月1日より
木更津・羽田空港、木更津・品川、木更津・横浜

今年の秋以降
木更津・川崎、君津・羽田


参考
安房鴨川および館山からの高速バスは、京成バス、千葉中央バス、ちばシティバスの各バス会社の運行便に限り、ICカードで利用ができます。
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2015千倉フラワーマーチ臨時バス

2015-02-10 01:18:48 | 公共交通機関問題あれこれ
2015年3月7・8日に南房総市の千倉でのフラワーマーチ。
JRバスでは房総なのはな号のの臨時便として、以下のバスを運行します。


2015年3月7・8日の限り、東京駅八重洲より6時50分発の南房総千倉バス停までの臨時便1本


詳細についてはJRバス関東のサイトで。
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